「サンゴ礁」のために私たちができる、思いやりのある紫外線対策とは?
海洋汚染や温暖化の影響によって白化現象が進み、死滅の危機にさらされている“サンゴ礁”。
なかでも人間の肌から海へ流れ出す日焼け止めの化学物質は世界規模で問題視され、ハワイではサンゴ礁に悪影響を及ぼす「オキシベンゾン」や「オクチノキサート」を含有した日焼け止めの販売を禁じる法案が施行されています。
大切な肌とサンゴ礁を守りながら海遊びを心おきなく満喫するためには、使用する日焼け止めが「酸化亜鉛」や「二酸化チタン」などのミネラル成分で構成されていることや、サンゴ礁に吸収されてしまう可能性が高い「ナノ粒子」が不使用になっていることなどを事前に確認しておくことが大切。
以下の“日焼け止め成分”は注意が必要!
- オキシベンゾン
- オクチノキサート
- フェノキシエタノール
- フタル酸
- パラアミノ安息香酸
- パラベン(メチル、プロピル、エチル、ベンジル、ブチル)
- ホモサレート
- ジメチコン
- トリクロサン
- メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
- エンザカメン
サンゴ礁にも肌にも優しい「日焼け止め」をピックアップ!
CAY Skin(ケイ・スキン) アイル・グロー・ボディローション・SPF45
慢性的な皮膚疾患を抱えながらも、スーパーモデルとしてファッション業界で大活躍しているWinnie Harlow(ウィニー・ハーロウ)が設立した、新鋭ヴィーガンビューティーブランド「CAY Skin(ケイ・スキン)」。
なめらかな塗り心地を叶えるこちらの日焼け止めは、サンゴ礁に負担をかけることなく紫外線ダメージを防ぎながら、眩しい太陽に映える微細なパールが肌表面に気品のある艶めきを纏わせます。
美容成分として「海藻」「ココアシードバター」などを配合しているため、日中の乾燥とも無縁に。
Le Tan(ル・タン) サンスクリーン・ローション・マンゴー・SPF50+
海を汚さず地球環境に配慮した製品づくりに注力している、オーストラリア発の日焼け止めブランド「Le Tan(ル・タン)」。
石鹸で落とすことができるこちらの日焼け止めは、サンゴ礁にとって有害な紫外線吸収剤を配合せず、「ココナッツウォーター」や「ミツロウ」などの保湿成分が肌を労りながら紫外線を防ぎます。
スポーツ時にも最適な優れた耐水性や、ベタつきの残らない軽やかなテクスチャーも魅力で、夏の優雅なバカンス気分を盛り上げるマンゴーの甘美な香りにもうっとり。
SUMMER FRIDAYS(サマー・フライデイズ) シェードドロップス・ブロード・スペクトラム・SPF30・ミネラル・ミルク・サンスクリーン
LAを拠点とする美容系インフルエンサー2人によって設立され、海外セレブたちにも愛用者が多いビューティーブランド「Summer Fridays(サマー・フライデイズ)」。
こちらのミネラル由来の日焼け止めは、肌のバリア機能を強化する「スクワラン」「ビタミンE」「カモミール」などの美容成分を配合し、白浮きすることなくキメの整った柔肌を演出しながら快適な着け心地を叶えてくれます。
肌やサンゴ礁に負担がかかる10種類の化学物質を徹底的に排除しているだけではなく、製造過程で動物実験を行わないことを掲げ、リサイクル可能な環境に配慮したパッケージ素材を採用。
COOLA(クーラ) クラシック・ボディ・オーガニック・サンスクリーン・ローション・SPF70・ピーチブロッサム
オーガニック認定された天然素材を惜しみなく用いたサンケア製品を主に取り揃える、カルフォルニア発のビューティーブランド「COOLA(クーラ)」。
ピーチブロッサムの愛らしい香りがふわりと漂うこちらの日焼け止めは、ウォータープルーフ効果が約80分間続き、驚くほど軽やかな着け心地でありながらも、強力な紫外線や乾燥から的確に肌を守り抜いてくれる優れものです。
70%以上がオーガニック成分で贅沢に構成され、天然の抗酸化物質が凝縮されている「レッドラズベリーシードオイル」「ウチワサボテンエキス」などを含有しているため、肌の潤いもバリア機能も向上。
いかがでしたか?
夏の強い紫外線から肌を守るためにも、美しい海洋生物たちが棲み家にしている「サンゴ礁」を守っていくためにも、国内外で海水浴やマリンスポーツを楽しむ際には日焼け止めの配合成分をぜひ見直してみてください。