朝起きて鏡を見たときに気になるまぶたのむくみ。まぶたが腫れぼったいとメイクもしにくいため、仕上がりも悪く、目元がぼんやりとしがちです。
起きてからメイクする前までに、なんとか解消しておきたいもの。そこで本記事では、まぶたのむくみの解消法と予防法について解説します。
まぶたがむくみ原因
まぶたがむくむ原因は次の3つが挙げられます。
塩分の摂りすぎ
塩分を摂りすぎると、血中の塩分濃度をコントロールするために体内に水分が蓄えられるため、むくみが起こりやすくなります。とくにまぶたは、顔の中でも皮膚が薄いため、むくみが表れやすい部位です。
普段からカップラーメンやスナック菓子など、塩分の高い食事はとりすぎないように心がけましょう。
血行不良
体内の血流が悪くなると、水分や老廃物が停滞するためむくみが起こりやすくなります。とくに女性は、もともと筋肉量が少ないため体が冷えて血流が悪くなりがち。
また、ストレス、睡眠不足などが続いていると基礎代謝が低下して血行不良が起こるため、むくみを予防するには血流を促す生活習慣の改善が必要です。
まぶたへの摩擦
まぶたを強くこする刺激は、むくみを引き起こす原因となります。アレルギーもちの方や花粉症の方は、こすりすぎないように注意しましょう。
まぶたのむくみ解消法
まぶたのむくみは正しくケアすることで解消できます。ここでは、まぶたのむくみ解消法を3つ紹介します。
温冷ケア
まぶたの温冷ケアは、むくみ解消に即効性があります。蒸しタオルと冷水を交互にまぶたにあてるだけなので、自宅で簡単にできるのもメリットです。
蒸しタオルで目元を温めることで血行が促進されて老廃物が流れ、冷水で血管を引き締めてむくみの解消につながります。
蒸しタオルは、タオルを水で濡らして電子レンジで1分ほど温めて作ります。まぶたの上に1~2分置いた後、冷水で顔を洗いましょう。冷水をしみこませたコットンを目元に置く方法もあります。
むくみの状態を確認しながら、2~3回繰り返し行い改善を試みましょう。
マッサージをする
マッサージは、筋肉をほぐして血流をよくするためまぶたのむくみ解消に役立ちます。まぶたのむくみをとるマッサージは、首 → 目の周りの順に行っていきます。やり方は次の通りです。
- 首を大きく3周回してから、鎖骨のくぼみを20回程度ほぐすように指で押す。次に、あごから耳の上までさすりあげ、耳の下から鎖骨まで流れるようにさする。
- アイクリームを目の周り全体に塗る。
- 目を閉じ、目頭のくぼみにあるツボ(晴明)をやさしく押す。
- 目尻に指をあて、目の下を通って目頭までいき手のひらでまぶた全体を覆いながら目尻に滑らせる。6回繰り返す。
- 目をぎゅっと閉じて2~3秒キープした後、大きく見開くのを2~3回繰り返す。
- 眼球をぐるぐる動かす(2~3回)
目元美容液を使う
目元専用の美容液は、まぶたのむくみ解消に有効です。とくに血行促進効果のある美容成分が配合されているものは、まぶたにたまった老廃物の除去をしてくれるため、高い効果が期待できるでしょう。
血行促進効果のある美容成分には、ビタミンE、レチノールなどがあります。
また、同時にマッサージを行えば、より代謝がよくなって老廃物の排出が促されるため効率よくむくみを解消できます。即効性を求める方には、目元美容液とマッサージの併用をおすすめします。
まぶたのむくみ予防法
まぶたのむくみを解消することも必要ですが、事前に起こらないように予防しておくことも重要です。ここでは、まぶたのむくみを予防する方法を3つ解説します。
十分な保湿をする
まぶたは皮膚が薄く乾燥しやすいので、しっかりと保湿を行うことが大切です。また、まぶたの保湿をすることは、外的刺激から肌を守るバリア機能が高めるため、摩擦などの刺激に強くなりむくみの解消につながるのです。
保湿は、化粧水、乳液、クリームを使って行いましょう。化粧水は、コットンにたっぷりと湿らせてまぶたに乗せて5分ほどおくと浸透していきます。長時間放置するとコットンが水分を再吸収してしまい、乾燥の原因となるので注意しましょう。化粧水の後は、乳液 → クリームの順に重ねてうるおいを閉じ込めます。
体を冷やさない
体を冷やすと、血流が悪くなりまぶたがむくみやすくなります。
エアコンの温度を下げすぎない、冷たい飲み物を飲みすぎない、首・手首・足首を覆う、腹巻をする、ひざ掛けを使うなど体を冷やさない習慣を心がけましょう。
適度な運動をする
運動は、筋肉量を増やして血流促進効果があるため、むくみ予防に有効です。とくに女性は、筋肉量が少なく加齢に伴ってさらに減少していくため、運動で筋肉量を維持することが重要です。
適度な運動の目安は、1週間に2回汗をかく程度の運動を30分以上行うこととされています。運動強度が高く、激しすぎる運動は体に負担をかけてストレスとなり、血流の悪化や疲労につながるため避けましょう。
運動は続けることが大切です。ウォーキングやランニングなど、モチベーションの維持がしやすい気軽にできる運動から始めることをおすすめします。
まとめ
まぶたがむくむ原因は、「塩分の摂りすぎ」「血行不良」「まぶたへの摩擦」の3つです。
むくみ解消法として「温冷ケア」「マッサージ」「目元美容液の使用」の3つが挙げられます。むくみを予防するために「十分な保湿」「体を冷やさない」「適度な運動をする」ことの3つを意識することが大切です。
むくみのないすっきりとしたまぶたで、目ヂカラのある印象的な目元を手に入れましょう!