紅茶の美容効果とは?
紅茶には、以下のような効果効能があります。
血糖値の上昇を抑える
紅茶に含まれるポリフェノールの一種で、カテキンが発酵されてできる「テアフラビン」が、糖の吸収を促進する酵素の働きを抑える。
肥満防止
紅茶には、脂肪の代謝に関わる酵素の働きを抑えることで、脂肪の吸収を抑える働きがある。また、紅茶に含まれるカフェインには脂肪燃焼効果がある。
美肌効果・アンチエイジング効果
テアフラビンやカテキンには、強い抗酸化作用があるため、肌トラブルや老化の原因となる活性酸素を除去する働きがある。
インフルエンザ予防
テアフラビンは、インフルエンザウイルスを無力化するスピードが速いといわれている。
紅茶そのものにも、さまざまな健康・美容効果があることが分かりますね。紅茶のもつさまざまな効果を、さらに高める飲み方についてご紹介します。
紅茶の美容効果を高める飲み方
紅茶に○○をプラスする
生姜・シナモン
生姜にもシナモンにも血液の流れを良くする働きがあるため、紅茶にプラスすることで血行が良くなり、細胞の新陳代謝が活発になるため美容に役立ちます。
また、体が温まるため、冷えの予防・免疫力アップにも効果的ですよ。
レモン
レモンにはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは、コラーゲンの生成をサポートしたり、シミやそばかすなど肌トラブルの原因となる活性酸素を除去する働きがあるため、美肌づくりに役立ちます。
クランベリー
クランベリーにはビタミンCやポリフェノールなど、抗酸化作用をもつ成分が多く含まれています。美肌づくり、アンチエイジングにおすすめです。
お好みの量のドライクランベリー、あるいは100%クランベリージュースを、紅茶にプラスしていただきましょう。甘酸っぱい味わいで、フルーティーな紅茶になります。はちみつやメープルシロップをプラスして甘みを加えても美味しくいただけますよ。
りんご
りんごに含まれるりんごポリフェノールは、強い抗酸化作用をもつため、美肌効果をプラスすることができます。
また、脂肪の吸収を抑える働きがあることや、安定した血糖値により空腹を感じにくいことから、ダイエット効果も期待できます。
薄くスライスしたりんごを3~5枚ほど、紅茶に加えていただきましょう。
アイスよりホットで
紅茶は、アイスよりホットで飲むのがおすすめです。体が温まるので、冷え性やむくみを予防できます。
また、体が温まることで代謝が上がるため、痩せやすい体づくりをサポートしてくれます。
先にも述べたように、生姜やシナモンなど血流を良くする働きがあるものと一緒に飲むことで、その効果を高めることができますよ。
紅茶ポリフェノールが多い種類の紅茶を
紅茶に含まれるポリフェノールには抗酸化作用があるため、美容効果が期待できます。そのため、紅茶ポリフェノールが多い種類を選びましょう。
過酷な環境に耐えて収穫された茶葉は、紅茶ポリフェノールが多いといわれています。スリランカ産のウバやディンブラは、テアフラビンが多く含まれていることが分かっています。
テアフラビンは、紅茶のコクであるため、コクを楽しむことができますし、ミルクを加えてもよく合いますよ。
紅茶は高い温度で淹れる
高い温度のお湯を使ったほうが、カテキンがよく抽出されます。そのため、カテキンの健康効果を得るためには、ペットボトル飲料の紅茶を飲むよりも、お湯を使って紅茶を淹れましょう。
紅茶を飲むタイミング
紅茶には、糖や脂質の吸収を抑える働きがあるため、食べ物が胃の中にある食事中や食後に飲むとダイエット効果が期待できます。
甘みを足したいときは、オリゴ糖やはちみつを
紅茶に甘みを加えたい場合は、オリゴ糖やはちみつがおすすめです。腸内細菌のエサとなって善玉菌を増やし、腸内細菌を整える働きがあるため、甘みをプラスしながら腸活にも役立ちます。
オリゴ糖は、摂取を続けることでその効果が発揮されるため、紅茶とともにオリゴ糖の摂取も続けてみてはいかがでしょうか。
目的に応じて、ミルクをプラス
紅茶にミルクを加えて飲むと、たんぱく質やカルシウムを補うことができます。豆乳を加えた場合には、大豆イソフラボンを補えます。
ただ、牛乳を加えるとインフルエンザを予防する効果は下がるといわれています。テアフラビンが牛乳のたんぱく質と結びつくため、効果が下がってしまうのだそう。
カルシウムやたんぱく質の補給にはミルクを加え、インフルエンザ予防が目的の場合はミルクなしでストレートティーで飲むなど、目的に応じた飲み方をしてみてくださいね。
いかがでしたでしょうか?
忙しい毎日の中で、紅茶を飲むことで美容効果を得ながら、ほっと一息ついてみてはいかがでしょうか。ぜひ、紅茶を飲むときの参考にしてみてくださいね。