「冷凍野菜」の魅力
![冷凍野菜の魅力](https://image.kingsoft.jp/starthome/godmake/2022-01-09/2ac1328bf819c42b74cc6a9e53737d6c_lg.jpg)
冷凍の野菜に対して、「栄養価が低そう」「なんとなく体に悪そう」というイメージを持っている人は少なくないかと思います。
ですが、冷凍野菜は生鮮野菜に比べて価格の変動を受けにくく、保存期間も長く、調理の手間が省けるなど、メリットが多くあります。
気になる栄養価についてですが、市販で売られている冷凍野菜は、徹底した温度管理と、スピーディーに冷凍することにより、食品の組織が壊れにくくなるため、栄養価が落ちにくいといわれています。
また、市販の冷凍野菜は旬の時期に収穫したものを使用するため、ものによっては冷凍野菜のほうが栄養価が高いこともあるのだそう。
野菜は、かなり意識して摂取しなければ、厚生労働省が目標として掲げる「1日に350g」という量に達することが難しいため、冷凍野菜を利用して野菜摂取量を増やしましょう。
栄養士おすすめ!冷凍野菜6つ
ブロッコリー
![ブロッコリー](https://image.kingsoft.jp/starthome/godmake/2022-01-09/a819c23aec4c8f16ef80efd60f1bef3c_lg.jpg)
ブロッコリーは、ビタミンCやβカロテンなどを豊富に含んでいます。特にビタミンCは、一株食べると成人の1日に必要なビタミンCを補えるほど豊富に含まれています。
また、スルフォラファンという成分も含まれていますが、シミの原因であるメラニンの生成を防ぐ働きがあります。抗酸化作用があるビタミンCやβカロテンとの相乗効果もあり、ブロッコリーは美肌効果が抜群の野菜だといえます。
流水で解凍すると、水溶性であるビタミンCが流れ出てしまうため、電子レンジで解凍するか、フライパンなどで蒸して解凍しましょう。
ごぼう
![ごぼう](https://image.kingsoft.jp/starthome/godmake/2022-01-09/15dcc85e169056f59520d497896738e9_lg.jpg)
ごぼうは、水溶性食物繊維・不溶性食物繊維がともに豊富に含まれる野菜です。セルロースやリグニンという不溶性食物繊維は、善玉菌を増やして腸内環境を整えるといわれています。さらに、腸の中で水を吸って膨らむことで腸を刺激して排便を促します。
一方で、水溶性食物繊維のイヌリンは、食べ物と混ざってゲル化することで吸収に時間がかかるため、食後血糖値の上昇を緩やかにする働きがあります。食後の血糖値の上昇を抑えることで、過剰なインスリン分泌が抑えられ、体に脂肪がつきにくくなり、ダイエットにも役立ちます。
かぼちゃ
![かぼちゃ](https://image.kingsoft.jp/starthome/godmake/2022-01-09/b49e411c95afe41dc5803c981e0a6d2f_lg.jpg)
かぼちゃは、βカロテンやビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化作用をもつ栄養素が多く含まれています。肌や細胞の老化の原因となる活性酸素を除去する働きがあるため、美肌づくりやアンチエイジングに効果的です。
特に、ビタミンEは野菜の中でもトップクラスに含まれており、血管を広げて血流を良くする働きもあるため、冷え性改善にも役立ちます。
使う前日に冷蔵庫にうつして、自然解凍しましょう。常温で解凍するよりも水分が出てくることが少なく済むので、食感がベチョベチョになりにくいといわれています。
味噌汁や煮物に使う場合は、冷凍したものをそのまま使用してOKです。
ほうれん草
![ほうれん草](https://image.kingsoft.jp/starthome/godmake/2022-01-09/5bb555f1b55e182fb8e248ac40814ce3_lg.jpg)
ほうれん草には葉酸やβカロテン、ビタミンC、鉄など普段補いにくいビタミンやミネラルが豊富に含まれています。美肌づくりにももちろんですが、貧血予防や冷え対策にもおすすめの野菜です。
冷凍ほうれん草の栄養素を効率よく摂取したい場合には、そのままスムージーにするのがおすすめ。解凍時にビタミンCや葉酸などの水溶性ビタミンが水に流れ出ることがないため、余すことなく栄養素を摂取することができます。
冷凍ほうれん草を和え物などの調理に使う場合では、流水で解凍すると栄養素が流れてしまうので、電子レンジ解凍がおすすめ。スープや汁物に使う場合には、冷凍したまま使うと良いですよ。
きのこ類
![きのこ類](https://image.kingsoft.jp/starthome/godmake/2022-01-09/6160a9be1349763766a851a5b159dbb4_lg.jpg)
きのこ類は、食物繊維が豊富で、低カロリー・低糖質であるため、ダイエット中でも罪悪感なく食べることができます。
焼きそばやオートミール、炊き込みご飯にきのこ類をプラスして「かさ増し」することで、満腹感を得やすいのも嬉しいポイントかと思います。
きのこ類は、冷凍して細胞壁が壊れることで旨味が増して、栄養価もUPするのだそう。そのため、冷凍されたきのこ類を利用することで効率よく栄養素を摂取できますよ。
解凍してから調理すると、ドリップが出て栄養素や旨味が流れ出てしまうため、冷凍したまま鍋やフライパンで調理するのがおすすめ。和え物などにする場合は、電子レンジ解凍しましょう。
アボカド
![アボカド](https://image.kingsoft.jp/starthome/godmake/2022-01-09/5fef3d9722f78bb9784130e7b8722794_lg.jpg)
アボカドには、豊富な食物繊維とビタミンE、オレイン酸などの脂質が含まれています。そのため、便秘予防やアンチエイジングに効果的です。
オレイン酸は、悪玉コレステロールを下げる働きがあり、病気の予防に役立つため、日頃から摂取したいところ。
常温で自然解凍する商品が多く、20~30分ほどで解凍できます。変色を防ぐために、レモン汁やお酢をかけておくと良いですよ。
また、オリーブオイルを塗って変色を防いでもOKです。ビタミンEは脂溶性なので、油と一緒に摂取することで吸収率が上がるため、一石二鳥といえますね。
いかがでしたでしょうか?
いずれもスーパーやコンビニで手軽に入手できる冷凍野菜です。上手に利用して野菜不足を解消しながら、健康や美容に役立ててくださいね。