姿勢が悪いとどうなるの?
デスクワークなどで長時間座りっぱなしが続くと、お尻や腰が痛くなり、ついつい腹筋をゆるめて背中を曲げた姿勢になっていませんか?また、立ちっぱなしの際は、どちらかに体重をかけた立ち方や、腰をそった立ち方、上半身が前に出た歩き方になっていませんか?
安定した骨盤、太ももの筋肉によって下半身が、腹筋、背筋によって上半身が支えられて姿勢を作っています。しかし、日々の立ち方や座り方のくせによって骨盤が歪み、筋力が低下することで姿勢が悪くなります。
そうすると、体の中心が歪む、背中が丸くなる、肩が前に出る、顔が前に出る、ヒップやバストがたるむ、お腹が出るといった見た目の変化や、肩や首がこりやすい、疲労が取れにくい、便秘になりがちなどを感じます。
スタイルが良いと感じる人は、必要以上に脂肪がなく、筋肉が引き締まっており、姿勢が整っているという印象ですが、少し脂肪がついていて、筋肉が引き締まっていなくても、姿勢を意識することで見た目の印象は変わります。
姿勢の違いを見比べてもわかるように、猫背気味な姿勢では後ろ姿が丸く、ぼてっとした印象に。横から見ても全体に下垂したような印象に見え、きれいな姿勢とは全然違うのがわかります。
自宅でできる美姿勢ストレッチ法
(1)壁にかかと、腰、肩をつけて、下腹を引き締めて10秒キープ ×3セット
まっすぐな壁に、かかと、腰、肩をつけて立ちます。顔は正面を向いたまま、下腹をぐっと引き締めて10秒キープを3セットおこないます。
背中や腹筋がツラいと感じる場合は、日頃、腹筋や背筋を使っていない証拠ですので、引き締める意識をしましょう。
(2)腕を伸ばして10秒キープ ×3セット
手のひらを頭上で合わせて、腕をまっすぐ伸ばします。下腹をぐっと引き締めて、10秒キープを3セットおこないます。
腕をあげたときにしんどさを感じる場合は、猫背や運動不足によって肩と肩甲骨周りがかたくなっているサイン。ゆっくりストレッチして肩の可動域を広げましょう。
手のひらをあおむけのまま、腕を肩の高さまでおろします。下腹をぐっと引き締めて、10秒キープを3セットおこないます。
縦に伸びた状態から腕を動かすと、肩甲骨から背中の中心に向かって動くような感覚があります。このストレッチによって肩甲骨周りの筋肉をほぐします。
(3)手をおろし肩甲骨を背中の中心に寄せるように10秒キープ ×3セット
手のひらはあおむけのまま、ゆっくり腕を真下におろします。下腹をぐっと引き締めて、10秒キープを3セットおこないます。
猫背や前傾姿勢によって前に出てきた肩の位置を本来の位置へ戻しましょう。自然に肩が後ろに下がり、肩甲骨がぐっと背中の中心に寄るような感じになります。
(4)胸を開き、肩を元の位置に戻し10秒キープ ×3セット
頭の後ろで手を組み、手と手を少しひっぱりながら肩甲骨を寄せて、10秒キープ×3セットおこないます。
猫背で肩が内側に入ることにより閉じてしまったデコルテを開くことができます。また、肩を後ろに引くことができます。
起床後の一日の始まり、長時間同じ姿勢が続くデスクワークの合間、一日の終わりなど、取り入れやすいタイミングで美姿勢ストレッチをおこない、正しい姿勢、本来の肩の位置に戻しましょう。肩甲骨周りのこりほぐしにも効果的です。
デスクワーク中は100円アイテム「美姿勢サポーター」を取り入れるのもおすすめ!
姿勢を気をつけたいけど、長時間のデスクワークや日々の作業に没頭すると、またいつもの姿勢に戻ってしまうという人におすすめなのは、100円ショップダイソーで見つけた美姿勢サポーター。
ゴム状になっていて、ランドセルを背負うように腕を通して肩にかけるだけなのでとても簡単です。
ゴムによって、肩が後ろに引っ張られるような感じになるので、猫背になりやすい人にはおすすめのアイテム。
背中部分はゴムがクロス状になっていて、肩甲骨部分を支えるような感じになっています。
自宅でのデスクワーク中や、家事のあいまなどに美姿勢サポーターをつけておくと、肩を後ろに引いて姿勢がまっすぐになるように意識できます。
姿勢が悪いと自覚のある人、自覚はなかったけどボディラインをきれいに見せたい、洋服を着こなしたいと感じている人は、日々の姿勢を整え、習慣を変えるところからはじめてみてはいかがですか?