スキンケアアイテム+手の使い方=最高のスキンケア
肌を良い状態にするために、より自分に合ったスキンケアアイテムを見つけること、これだけにとらわれてしまっていませんか?
毎日のスキンケアはプロのエステティシャンによって施されるワケではなく、他の誰でもない自分自身の「手」で行っていくもの。
せっかく自分自身で選び抜いたアイテムなのに、それを使う「手」に力が入りすぎていたり雑になっていたら、これが肌への刺激になってしまい、せっかくのスキンケアを台無しにしてしまい兼ねません。
スキンケアは正しい「手の使い方」が加わることで最大限の美容効果を発揮し、確実に肌調子を上げてくれます!
まずは1週間、騙されたと思ってぜひ試してほしい「手の使い方」をご紹介します。
とにかく「摩擦ゼロ」にこだわる
洗顔・化粧水・クリーム・マッサージなど、どの工程においても手の使い方で重要なのは、摩擦をなくすこと。
これは顔のみならずボディにも言えることでもありますが、顔はとくに皮膚が薄い部位。さらに朝・夜と二度に渡る洗浄やメイク、紫外線など、刺激を受ける場面が多いこともあり、摩擦のダメージをもろに受けやすいのです。
いかに摩擦を引き起こさずにスキンケアを実施するかで、高級クリームを使うよりも劇的に肌を変えてくれます!
洗顔で摩擦をゼロにする方法
洗顔には固形石鹸や洗顔フォーム、ジェルタイプなど様々な形状のものがありますが、“摩擦をなくす”という意味合いでは、泡が立つタイプの選択がベターです。
手でしっかり作った泡を顔の上に乗せたら、手で泡を押して毛穴に入り込ませていきます。それを顔全体に繰り返し行います。くるくると指をすべらせたり、ゴシゴシ擦ったりはしません。
これだけで十分に汚れは落ちますが、心配な方は普段のメイクアイテムを落としやすい、肌にやさしいものにしておくのがおすすめです。
水で洗い流すときは、泡を手でやさしく拭い取ってあげてから、たっぷりの水で流していきましょう。シャワーを顔に直接かけるのも、手でこすりながら落とすのも刺激になってしまうのでNG!両手ですくった水を繰り返し顔にかけて洗い流します。
またジェルタイプなどの泡が立たない洗顔の場合は、規定の倍量を手に取り出して、できる限り手と肌が直接こすり合わないようにするとGOOD!泡はなくても摩擦を減らすために、手全体で押して洗うイメージで行っていきましょう。
化粧水はコットンより手がおすすめ
化粧水を浸透させるとき、コットンか手、結局どっちが良いの?と一度は考えたことがありますよね。どちらにもメリット・デメリットがあるので、結論からすると、どちらでも「OK」です。
ただ刺激や摩擦をゼロにするためには、「手」で塗布する方に軍配が上がります。
コットンで塗布する場合
顔全体にムラなく均一に浸透させられるのが最大のメリット。ただ塗布する際にコットンをすべらせる必要があったり、繊維が肌への刺激になることがあります。(顔に貼り付けるコットンパックは摩擦ゼロなのでおすすめ。)
手で塗布する場合
人肌に温めることで浸透を高めて、ハンドプレスによって摩擦ゼロで塗布できるのがメリット。浸透にムラができやすいので、全体にまんべんなく塗布するように注意が必要。また必ず清潔な手で行っていくように気をつけましょう。
ハンドプレスで化粧水を浸透
- 手に取り出した化粧水を温めるように、両手のひらから指までの全体に広げます。
- 手を顔にのせて軽く圧をかけながらハンドプレス。5~10秒、じっくり浸透させましょう。
ヌリヌリするように手や指を動かしたり、パンパン叩き込んでも刺激になるだけで全く意味はありません!(より浸透するような気がするんですけどね…絶対にやめましょう。)
おでこは片手のハンドプレスを移動させながら、鼻や口周りは指だけを使ってハンドプレスしてあげてください。美容液やクリームを塗るときも同様、ハンドプレスで浸透させましょう。
ハンドプレスでリフトアップマッサージ
化粧水やクリームなどを塗布させるときのハンドプレスを利用して、同時にリフトアップマッサージを取り入れると一石二鳥でおすすめ!日々の何気ないケアで、たるみにもアプローチできちゃいます。
- 化粧水もしくはクリームなどを手に取り、両手全体に広げます。
- あごからフェイスラインにかけてを両手で覆い、耳の方へ向かって軽く引き上げるようにハンドプレス。
- 頬骨に小指がくるあたりの位置で頬に手をのせて、こめかみの方向へ軽く引き上げるようにハンドプレス。
- 片方の手の指を横向きにおでこに当て、生え際に軽く引き上げるようにハンドプレス。(おでこのシワ撃退!)
お肉にシワがよるほど圧をかけるのは、力の入れすぎなので注意してくださいね。
手の体温と圧でリラックス効果
精油や植物エキスなどの良い香りが漂うスキンケアを使用して、深呼吸しながら自分自身の手の体温と程よい圧をじっくりと感じていくハンドプレス。スキンケアの時間が、1日の終わりの上質なリラックスタイムとなってくれるはず。
ぜひお試しあれ!