なぜ太るの?!【お腹・お尻・太もも編】
太る理由は、その人のライフスタイルによって様々な原因が考えられます。当てはまることがあったら、ぜひ普段の生活で意識してみてください。
1. 基礎代謝が低い
基礎代謝は、生命を維持するために24時間常に働いている必要最低限のエネルギーをいいます。例えば体温を一定に保つことや呼吸、心臓が動くなどです。この基礎代謝が上がることで体温は上がり、血行が良くなります。同時にリンパの流れも良くなるため、老廃物が排出されてむくみを防止、脂肪を燃焼しやすくなります。新陳代謝も上がるので細胞を若々しく保つことができます。
運動不足や、長時間のデスクワークなどで筋肉が凝り固まることで血の巡りが悪くなり、基礎代謝が低下する原因になります。太ももやふくらはぎが冷えることで脚はむくみ、それを放置することによって、やがて脂肪を蓄えることにもつながります。
この基礎代謝を上げるためには、ヨガや筋トレなどで筋肉を動かすことが必要です。筋肉が伸び縮みして動くことによって、体温が上がり、脂肪を燃焼しやすく痩せやすい身体になります。
2. 食べすぎによるもの
1日に必要な摂取カロリーをオーバーしてしまうと、太る原因になります。その中で重要なのが、三大栄養素である「糖質」です。糖質は、炭水化物やチョコレート、菓子パンなどの甘いものを指します。この糖質を一気に摂取したり、過剰に摂取することで血糖値が急上昇し、脂肪を溜め込みやすくなります。
しかし、摂取する量を守ることと、食べる順番を意識することでそれを防ぐことができます。血糖値が急上昇しないためには、ゆっくり食べること、また糖質の前に食物繊維などが含まれる野菜を摂ることがおすすめです。血糖値の上昇を緩やかにし、吸収のスピードを遅らせることができます。
3. ストレスによるもの
ストレスを感じて緊張状態にあることで交感神経が優位になり、自律神経のバランスが乱れます。人は交感神経と副交感神経のバランスが保たれることで、心身ともに健康に過ごすことができます。しかし、交感神経ばかりが活発になることで血管は収縮し、冷えやむくみの原因に。他にも身体に様々な不調をきたします。自律神経と関係の深い胃腸にも影響が及ぶため、消化不良や便秘などを引き起こします。
普段働いている臓器が、ストレスを感じることによって正常に働かなくなることにより、そこまでの量を食べていない人でも太りやすくなります。
【 yoga 】で痩せる仕組み
ヨガで大切にしているのが、「呼吸(プラーナーヤーマ)」です。
深く息を吸ってゆっくりと吐く腹式呼吸でリラックスでき、副交感神経を優位にします。人は不安やイライラ、緊張を感じることで呼吸が浅くなりがちです。それは交感神経を優位にさせることにつながり、緊張状態が続くことで自律神経のバランスが崩れてしまいます。
自律神経と関係の深い胃腸は、そういったストレスを感じることで正常な消化・吸収ができず、便秘や下痢となって身体の不調を知らせます。内臓機能も低下するため、身体が重い、もやもやするなどといった身体への負担となって現れます。
ヨガと同じような、ゆったりとした呼吸を普段から意識的に行うことで、心身共にリラックスでき、心のコントロールも可能にします。
ヨガのポーズ(アーサナ)は、激しい運動に比べると比較的ゆったりと行うことができます。普段あまり動かさない凝り固まった筋肉を伸ばし、柔軟にすることで血行が良くなり、リンパの流れもスムーズに。老廃物が排出されて冷えやむくみを防止、脂肪を溜め込みにくい身体にします。また血行が良くなることで内臓機能も活性化され、基礎代謝が上がります。
私たちの内臓は筋肉によって支えられ、正常な位置に保たれていますが、普段の運動不足などで筋肉が衰えると、内臓が下がりやすくなります。 内臓が下がると下っ腹が出たり、太りやすくなります。この内臓の位置を正しい位置に戻すということも、ヨガでは可能です。同時に身体の歪みを整えられ、可動域が広がり痩せやすい身体になります。
【 yoga 】を実践!毎日5分続けてみよう
プランクポーズ(板のポーズ)【30秒~1分】
効果:体幹、手首、腕の強化
四つん這いの姿勢から膝をマットから離し、頭から足の先まで一直線になります。手は肩の真下につきます。
お腹に力を入れて、お尻が上がりすぎないようにしましょう。最初は30秒から始めて、徐々に1分間できるまでチャレンジしてみてください。
トラのポーズ【左右30秒ずつ→1分】
効果:体幹、お腹、太もも
四つん這いの姿勢から、左脚をゆっくりと上げます。右手を前に伸ばし、呼吸します。伸ばした腕と脚が一直線になるように、体幹を意識してバランスをとりましょう。反対側も行います。
ハイランジ【左右30秒ずつ→1分】
効果:太もも、股関節・肩の柔軟性
ダウンドッグのポーズから入ります。左脚を両手の間につき、脚でしっかり踏ん張って上体を起こします。両手を上で合わせ、骨盤を真っ直ぐに下ろすイメージで両足で身体を支えましょう。
3~5呼吸し、両手をマットにつきます。左脚を後ろへひいてダウンドッグへ。反対も同様に行います。
ラクダのポーズ【1分】
効果:姿勢・肩こり改善、便秘の改善
マットの上に膝立ちになります。腰に手を当てながら上体をゆっくり反らせ、両手で足首を掴みます。目線は天井へ。腰が後ろにいかないように気をつけましょう。