ピリっとした辛みがたまらないシナモンの魅力
コーヒーやココアなどに入れる「シナモン」は、ピリっとした辛みが特徴ですよね。独特の香りがあるので好みが分かれますが、「世界最古のスパイス」や「スパイスの王様」などと呼ばれ世界中で愛されています。
スパイシーで香り高きシナモンは、紀元前3000～4000年もの昔から使用されていたと言われています。その用途は、香水の原料やミイラの防腐処理などさまざま。
日本には8世紀前半に、中国産のシナモンが「桂心」という漢方薬として渡来してきたようです。そんなシナモンは、実は、最強のエイジングケアを実現してくれる食べ物だとご存知ですか？
シナモンは美肌づくりとエイジングケアに効果が期待できる
シナモンは、「桂皮（ケイヒ）」と呼ばれる生薬の一種です。そのため、健康や美容にさまざまな効果が期待できるのはもちろんですが、中でも注目すべきなのは、美肌づくりとエイジングケア。
シナモンには毛細血管を修復し、血流をアップさせる効果があります。毛細血管は加齢とともに機能が低下してしまうため、これを修復してくれるのは最強のエイジングケアなのです。
シナモンの効果によって血流がアップすると、全身に酸素や栄養が行きわたるようになり、肌のターンオーバーを助けてくれます。その結果、肌本来の機能が回復され、美肌づくりを強力にサポートしてくれるのです。
また、シナモンは抗酸化作用も高いため、体内の活性酸素を除去し、シミやシワを防ぐアンチエイジング効果が期待できます。
その他にもむくみ予防や冷え性改善、ダイエットなどにも効果を発揮してくれるため、美肌のみならずスタイルアップの面でもエイジングケアをしてくれる優れた食材の1つなのです。
シナモンのおいしい摂り方
独特な香りが特徴のシナモンは、お菓子作りに使うのが定番ですよね。しかし、それ以外にも利用方法はたくさんあります。そこで、シナモンのおいしい摂り方についてご紹介します。
手作りチャイ
インド料理店に行くと、ピリッとした辛みのある本格的なチャイが飲めますよね。そんなチャイを自宅で作る方法についてご紹介します。
使うスパイスは、「シナモン・クローブ・カルダモン」の3種類。パウダーではなく、ホールを使うのがポイントです。
香り豊かなチャイを作るには、ティーバッグではなく「茶葉」を使うと良いでしょう。牛乳と砂糖も用意します。
- シナモンとクローブは、手で細かく砕きます。
- カルダモンは、さやを割いておきます。
- 鍋に水とスパイスを入れて煮だします。
- 香りが出てきたら火を止め、茶葉を入れて数分おきます。
- そこへ牛乳と砂糖を加え、ふたたび温めたら完成です。
茶こしでこしながらカップに注いで飲みましょう。使う茶葉は、アッサムかセイロンがおすすめです。
煮込み料理の風味づけとして入れる
シナモンはドリンクに入れて飲んだり、お菓子の香りづけに使ったりするのが定番ですが、煮込み料理に使ってもおいしくいただけます。
たとえば、鶏肉や豚バラの煮込み料理、スペアリブやローストビーフなどを煮込む際にシナモンを入れるのがおすすめです。
ホットワインに入れる
柑橘系のフルーツを使ったホットワインにシナモンを加えると、フルーティー＆スパイシーなホットワインができます。
ヨーロッパで飲まれている「ミュールドワイン」風のホットワインの作り方をご紹介します。
- レモンやオレンジをよく洗って輪切りにします。
- 赤ワイン・レモンやオレンジ・シナモンスティック・砂糖を鍋に入れて弱火にかけます。
- 沸騰する直前で火を止めたら完成です。
夏でも体は意外と冷えているため、美容のことを考えたらホットワインで体を温めるのがおすすめです。もちろん冷ましてから飲んでもおいしくいただけます。
ヨーグルトと混ぜる
手軽にシナモンを摂るなら、ヨーグルトにシナモンパウダーを振りかけて食べるのがおすすめ。プレーンヨーグルトに、はちみつとシナモンパウダーを振りかけたり、バナナやリンゴなどのフルーツを入れたりしてもおいしいですよ。
また、ヨーグルトを牛乳で薄めて、砂糖とシナモンパウダーを加えれば「ヨーグルトドリンク」になります。
シナモンを摂る際の注意点
シナモンを摂る際の注意点は、摂りすぎないこと。シナモンの摂取量目安は、1日あたり3g程度が上限です。
シナモンに含まれる「クマリン」を摂りすぎると、肝臓に負担がかかるなどの副作用を起こす場合があるので気をつけましょう。
世界最古のスパイス「シナモン」でいつまでも美しく！
シナモンは世界最古のスパイスと呼ばれ、世界中で愛されています。血流アップや抗酸化作用が高く、美肌づくりやエイジングケアに効果を発揮してくれる優れた食材。
そのため、いつまでも美しくありたい女性の強い味方になってくれます。さまざまな摂り方があるので、シナモンを毎日の生活に上手に取り入れてキレイを目指しましょう！
