寝る前にお腹が空いてしまうのを何とかしたい!
しっかり夕食を食べたはずなのに、なぜか寝る前になるとまたお腹が空いてしまう……。空腹って、なぜこんなにも私たちを悩ませるのでしょうか?
とくに夜の空腹は、なかなかおさまらなくて困りますよね。頭の中が食べ物のことでいっぱいになり、このままだと眠れなくなってしまいます。
でも、食べたら太ることはわかっている。わかっているのに、どうしても空腹を我慢できないときがあります。
そして、「誘惑に負けて食べてしまうと、その直後に後悔する」のくり返し。この空腹ループから抜け出すためには、一体どうすれば良いのでしょうか?
夜の空腹は「ニセの食欲」かも!
夜の空腹は、実は「ニセの食欲」である可能性が高いと言われています。
連日のように夜更かししていると、睡眠不足によって食欲を増進させる「グレリン」というホルモンが過剰に分泌されてしまいます。また、糖質の多い食事をくり返していると血糖値の変動がはげしくなり、空腹感を感じやすいと言われています。
つまり、本当はお腹が空いていないのに、空腹だと勘違いさせる機能が作動してしまうのです。
では、このような夜の空腹を紛らわせるにはどうすれば良いのでしょうか?
夜の空腹を紛らわせるための秘策をご紹介!
定番の方法から秘策まで、今すぐにでも試せる「夜の空腹を紛らわせる方法」をご紹介します。
飲み物でお腹をふくらませる
空腹を感じたときは、飲み物でお腹をふくらませる方法があります。単純に「水」や「炭酸水」でお腹をふくらませても良いのですが、満腹感をもたらしてくれる飲み物もあります。
たとえば豆乳や牛乳、めんつゆなど。豆乳や牛乳はタンパク質が含まれていて、栄養を補給することで空腹感を抑える効果があります。
また、めんつゆには塩分や糖分が含まれているため、空腹を紛らわせてくれます。さらに顆粒ダシをお湯で溶かして飲むと、空腹を紛らわす効果が期待できると言われています。
体を動かす
運動するとアドレナリンが分泌され、一時的に血糖値が上昇します。血糖値が上昇すると、脳が「満腹だ」と判断して空腹感を紛らわせる効果があります。
手っ取り早くアドレナリンを分泌させるなら、ウォーキングなどではなく筋トレがおすすめ。筋肉を刺激することで、アドレナリンが分泌しやすくなります。
ただし、筋トレをしすぎると交感神経が優位になり、眠れなくなるので軽めにすることが大切です。
お風呂に入る
空腹を感じたときは、胃に血液が集中しています。このタイミングで入浴すると、血流が全身をめぐり、空腹感を紛らわせることができると言われています。
寝る直前なら「ぬるめのお風呂」にゆっくりと浸かり、副交感神経を優位にすることでぐっすり眠れますよ。
歯磨きをする
歯磨きをすると、歯磨き粉に含まれる「メントール」によって口の中がサッパリしますよね。口の中がスースーした爽快感で満たされると、食欲を抑えてくれる効果が期待できます。
また、「せっかく歯を磨いたんだから」と口の中を食べ物で汚したくない気持ちも、食欲にストップをかけてくれます。
どうしても我慢できないときはコレ!
色々と対処法をご紹介しましたが、どうしても空腹を我慢できないときもありますよね。そんなときは、以下の条件を満たしたものを少量食べると良いでしょう。
低カロリーの食品を食べる
寝る前にどうしても何か食べたくなったら、低カロリーの食品をチョイスして食べてしまうのもアリ。たとえば、春雨やこんにゃくなどは低カロリーなうえ、満腹感を得られるのでおすすめです。
また、食物繊維が含まれているのに消化の良いリンゴは、夜の空腹を紛らわせるのにおすすめの食品です。
温かい物を食べる
温かい物を飲んだり食べたりすると、お腹が満たされたような感覚になります。また、体が温まることで安眠効果がアップし、ダイエットにも効果的です。
ホットミルクなどの飲み物がおすすめですが、食べ物なら野菜スープや湯豆腐などが良いでしょう。食物繊維やタンパク質が含まれるものを食べれば、満腹感が得られます。
寝る前だから消化の良いものを食べる
寝る前に食べるなら、胃に負担をかけないように消化の良いものを選ぶようにしましょう。おかゆやうどんなどは、消化が良くて温かいのでおすすめ。ただし、糖質なので食べすぎると太ります。少量だけにとどめましょう。
先ほどご紹介したように、ダシを入れると空腹が満たされるので、顆粒ダシを入れてみてください。豆腐などの消化の良い具材の入った味噌汁もおすすめです。
夜の空腹と上手に付き合おう!
夜の空腹を紛らわせる秘策についてご紹介しました。夜にお腹が空いても、できるだけ食べずに何らかの対処法で乗り切りましょう。
しかし、どうしても我慢できなくて眠れない場合には、太りにくいものや空腹を満たしやすい食べ物をチョイスするのがポイント。低カロリーで消化が良く、温かいものがおすすめですよ。
ダイエットのためにも、健康のためにも、夜の空腹と上手に付き合っていきましょう。