牛乳が太るって本当?
結論から言うと、牛乳で太る、ということは少ないでしょう。スナック菓子や甘い菓子の食べすぎのほうが、よっぽど太るリスクは高いと考えられます。
牛乳というと、乳脂肪とイメージする人も多いですよね。“脂肪”ということから、太るというイメージにつながるのかもしれません。
しかし、牛乳には健康や美容のために素晴らしい栄養素が含まれています。
牛乳は内臓脂肪を減らすはたらきがある!?
牛乳には、“ラクトフェリン”という栄養素が含まれています。近年、ラクトフェリンには脂肪の分解を促すはたらきがあるといわれています。内臓脂肪を減少させる効果が期待されているとのこと。
ラクトフェリンにはその他にもさまざまな効果があるといわれています。
ラクトフェリンとは?
ラクトフェリンとは、乳や涙、唾液、血液に存在するたんぱく質のことです。母乳にも含まれていて、赤ちゃんの健康のために必要な成分といわれています。
ラクトフェリンのはたらきは、以下のようなものがあります。
- 細菌やウイルスなど、外部からの攻撃を防ぐ
- 腸内のビフィズス菌を増やす
- 抗炎症作用
- 内臓脂肪減少作用
牛乳が健康や美容に良い理由は、ラクトフェリンが鍵といえますね。
牛乳に期待できる効果とは?
貧血予防
ラクトフェリンには、鉄の吸収を調節するはたらきがあります。そのはたらきから、貧血を改善するはたらきが期待できます。
特に女性は鉄が不足しがちですよね。毎日コツコツと牛乳を飲むことで、貧血対策できるのは嬉しいですよね。
腸活にも◎
ラクトフェリンには、
- 悪玉菌の生育を抑える
- 善玉菌であるビフィズス菌を増やす
というはたらきがあります。2つのはたらきで、腸内環境を整えることができます。
美肌効果
牛乳に含まれるビタミンAは、皮膚・粘膜などの細胞を健やかに保つはたらきがあります。また、牛乳にはビタミンB2も含まれていますが、ビタミンB2はニキビや吹き出物の予防にも効果的です。
乳糖は腸内の善玉菌のエサとなるため、腸内細菌のバランスを良くしてくれます。腸内環境が良くなると、便通も良くなり、便秘から生じる肌荒れを予防できます。
ぐっすり眠るために
牛乳は、安眠効果があるといわれています。1mlあたり16~26ピコグラムのメラトニンが含まれています。量はかなり少量ですが、メラトニンにいは睡眠を促すはたらきがあります。
また、牛乳に豊富に含まれているカルシウムは、鎮静作用があります。興奮していたり、イライラしていても、落ち着くことができるわけですね!寝る前にぜひ牛乳を飲んで、リラックスして眠りたいものですね。
ラクトフェリンを摂取する方法とは?
ラクトフェリンは熱に弱いため、牛乳だけでなくサプリメントや機能性食品を利用するのも良いでしょう。
また、継続することが何より大切です。自身が続けやすいもので、毎日コツコツと摂取しましょう!
牛乳は1日どれくらい飲めば良い?
1日に摂取したい牛乳の量は200ml、すなわちコップ1杯程度です。朝に飲むのも良いですし、寝る前にホットミルクにして飲むもの良いですね!
低脂肪牛乳じゃなくてもOK?
低脂肪牛乳は、人工的に脂肪を少なくすることでカロリーは抑えられます。しかし、その分満腹感も満足感も減ってしまうこともあります。
低脂肪牛乳を無理なく飲める人は、低脂肪牛乳でも良いですが、“飲みづらいな”と感じるようであれば、普通牛乳でも良いといえます。
簡単!牛乳を使ったダイエットレシピ
牛乳と野菜のコンソメスープ
(材料・2人分)
- トマト 1個
- たまねぎ 1/2個
- キャベツの葉 1~2枚
- 牛乳 200ml
- コンソメの素 固形タイプ2個
- 塩 少々
- 水 300ml
(作り方)
- トマト、たまねぎ、キャベツを食べやすい大きさにカットする。
- 鍋に1の野菜と水を入れ、中火で煮込む。
- 野菜がしんなりとしてきたら、コンソメ、牛乳、塩を加える。
- 野菜のしんなり加減はお好みで、火を止める(3分~5分ほど)。
温かいスープで、体の中からホッと一息つきましょう。
レモン×牛乳で吸収率UP!牛乳レモンラッシー
(材料・1人分)
- 牛乳 150ml
- レモン果汁 大さじ1
- はちみつ 大さじ1~2
(作り方)
牛乳にレモン、はちみつを入れ、よく混ぜたら出来上がり!
牛乳とレモンを混ぜると、ラッシーのようになります。牛乳などカルシウムが豊富な食品にレモン汁を加えると、カルシウムの吸収率が上がると報告されています。
いかがでしたでしょうか。牛乳には魅力的な栄養素が豊富に含まれています。簡単レシピで、ぜひ牛乳を摂取してみてくださいね。