アメリカで人気急上昇のオートミルクとは?
アーモンドミルクが流行したり、牛乳に変わるものが次々とブームになっています。
オートミルクって何?
「オート麦(オーツ麦、オーツとも呼ばれる)」から作られる植物性ミルクのことです。オート麦はグラノーラなどに加工されることが多いです。
なぜ人気?
後にも述べますが、食物繊維が豊富であるなど、健康に良い栄養素が豊富であることから注目をあびています。
牛乳が飲めない人でも飲めることや、ダイエット中に牛乳の代わりに飲む人も増えているようです。
消化吸収が良い
オートミルクは、牛乳よりも消化吸収が良いといわれています。
牛乳はラクトースという糖が含まれていて、体質的に合わない人もいます。そんな人は、オートミルクを試してみても良いかもしれません。
オートミルクには魅力的な栄養素が豊富!その特徴とは?
水溶性食物繊維が豊富
オートミルクの原材料のオート麦の外皮には、βグルカンが豊富に含まれています。βグルカンは、水溶性食物繊維が豊富です。
水溶性食物繊維は、
- 食後の血糖値が上がるのを緩やかにする
- 体内の余分なコレステロールを体の外に出す
などのはたらきがあります。健康志向の人には嬉しいはたらきが豊富!
飽和脂肪酸が少ない
飽和脂肪酸が多いと、悪玉コレステロールを増やしてしまいます。オートミルクは低脂肪かつ、飽和脂肪酸も少ないことが特徴です。
大麦βグルカンが生活習慣病予防にも◎
アメリカでは、βグルカンは「冠状動脈疾患のリスクを下げる」という効果を謳うことが許されています。カナダやオーストラリア、ニュージーランドでも、続々と健康に関する表示ができるようになっています。
それだけ魅力的な効果がある栄養素といえますね!
ビタミンEが豊富
抗酸化作用があるビタミンなので、アンチエイジングにも◎。
体の中で、日々フリーラジカルという物質がつくられていますが、フリーラジカルは老化を進めます。ビタミンEはフリーラジカルを減らすはたらきがあります。
葉酸
オートミルクには葉酸も豊富です。
葉酸は正常な赤血球をつくることを手助けするはたらきがあります。ピルを常用している人は、葉酸の吸収率は低くなるので、女性に嬉しい栄養素です。
糖質の量はどれくらい!?
実は、アーモンドミルクなどに比べると、糖質は約6~7倍あります。逆に、たんぱく質は1/3程度なので、飲み過ぎには注意が必要です。
1日にコップ1杯程度であれば、特に栄養素の過不足は気にすることはないでしょう。逆に、朝食など、ある程度糖質を摂取して活気を出さなければいけない時に飲むと、良いかもしれません。
また、自然の甘味なので、そこまで気にしなくても良いといえます。ジュースや甘い飲み物は、人工甘味料などで甘味をつけていると思えば、オートミルクの甘味が体に良くないわけではありません。
オートミルクの飲み方は?
甘味があるので、そのままでも美味しく飲めます。
ダイエット中の人など、甘味を欲することありますよね。そんな時にも、ほんのり甘味のあるオートミルクはおすすめです。
その他、
- 牛乳の代わりに、コーヒーに入れる
- ココアに入れる
- シチューやグラタンなど料理に使う
などの使い方があります。そのままでも、料理にも使えるのも嬉しいポイント!
好きなときに飲むのも良いですが、食事の前に飲むと食べ過ぎ防止にもなります。
どこで手に入る?日本でも購入できる?
「オートミルク」や「オーツドリンク」で検索すると、通販で手に入ります。海外では、オートミルクでできたヨーグルトやアイスクリームも売られているそう。
今はまだ手軽に手に入れることは難しいオートミルクですが、日本でもスーパーなどで購入できるようになる日も、そう遠くはないかもしれません。
オイルなどが添加されている商品もあるので要注意!
オートミルクの商品の中には、よくヒマワリ油などオイルが添加されていることがあります。なるべく材料が少ないものを選ぶようにしましょう。
まとめ
アメリカをはじめ、海外で流行しているオートミルク。水溶性食物繊維が豊富で、飽和脂肪酸が少なく、健康志向の人には嬉しい植物性ミルクです。
その他、ビタミンEや葉酸など、アンチエイジングに嬉しい栄養素も豊富。
日本ではまだ手に入りにくいですが、通販サイトなどで購入し試してみてはいかがでしょうか。