肌がたるむ原因
年齢を重ねると気になってくるのが、肌の「たるみ」。
自然現象のひとつなので仕方がないとは分かっていても、ここの部分がもうちょっと上がっていたら良いのに、最近もたつきがひどくなってきた、なんて、鏡を見て、つい溜め息が出てしまっていませんか?
肌のたるみの原因は、
- 筋力の低下
- 紫外線による光老化
- 乾燥
- むくみ
- 糖化
などが挙げられます。
肌のたるみをストップするためには、出来ることを今すぐに始めるのが大切です。
筋力の低下には
顔ヨガや口輪筋を鍛えるエクササイズが効果的。DVDや書籍、グッズなどがたくさん販売されているので、お気に入りを見つけてみては?
光老化には
UVB(紫外線B波)だけではなく、UVA(紫外線A波)もカットする日焼け止めなどでケアしましょう。日傘や帽子も忘れないで。
乾燥には
ヒアルロン酸やセラミドが豊富に含まれたコスメでスキンケアを。毎日続けることで肌が見違えてきますよ。
むくみには
新陳代謝が悪いこともたるみの原因になります。リンパケアを積極的に取り入れて、老廃物を流しましょう。
糖化には
糖分を必要以上に摂り過ぎない。抗糖化作用のある飲料などを飲むのが手軽でおすすめ。
糖化ってなに?
ここからはたるみの原因「糖化」をクローズアップしていきます。
糖化とはあまり聞き慣れない言葉ですが、糖分とたるみってそもそも関係があるの?って思いますよね。
しかし、残念ながら…大いにあります。
糖化とは普段私たちが口にしているお菓子やジュース、その他の食物に含まれている糖質と、体内のタンパク質が結びつくことなのです。
糖化が進んでいくと、たるみや黄ぐすみの原因になることが分かっています。
糖化に対して抗糖化?
肌のために良くないとは分かっていても、糖分を摂ることは止められないですよね。甘いものは疲れが取れるし、気分もリフレッシュ出来ます。
糖分は適度に摂るのはもちろん構いません。しかし、自分では気づかない間に糖分を多く摂っていませんか?
そこで注目してほしいのが「抗糖化」です。抗糖化とは糖化を防ぐ習慣のこと。
具体的には、
- 食事の食べ順に気を付ける(サラダなどの野菜から食べ始める)
- 食後一時間以内に適度な運動をする
- 抗糖化に優れたお茶を飲む
などがあります。
手軽に始めるなら
先ほども触れましたが、糖化を防ぐお茶というものが存在しています。お茶なら難しいことを考えなくても手軽に始められそうですよね。
特に効果的なお茶は緑茶です。いつもよりたくさんの茶葉で淹れた緑茶なら、高濃度なカテキンを含むから抗糖化に期待が出来ます。
ただし、カフェインを多く含むため、夜の寝つきが悪くなってしまうかも知れません。睡眠に影響の出にくい時間帯に飲むのがおすすめです。
カフェインレスのお茶
カフェインが苦手な人や、摂りたくないという人も多いので、抗糖化作用のあるカフェインレスのお茶を探してみました。
どのお茶もドラッグストアなどで販売されている場合が多いので、気になるものがあればお店に行って探してみてくださいね。
ドクダミ茶
独特の香りがするドクダミ。庭などで自生しているため、見かけたことがある人も多いかも知れませんね。
ドクダミはポリフェノールを豊富に含んでいます。漢方薬としても知られていて、十薬(じゅうやく)と呼ばれています。
やかんで煮出すのはもちろん、急須で手軽に淹れられるのもうれしいポイントです。
ルイボスティー
南アフリカが原産のルイボス。乾燥させた葉で作られたルイボスティーは、抗糖化だけではなく、抗酸化力もあります。味、香りともにクセが無く、とても飲みやすいお茶です。
紅茶のようなきれいな赤色で、目にも楽しいお茶です。
私たちはストレートで飲むことが多いですが、南アフリカ共和国ではミルクを入れてミルクティーにして飲むそうです。
甜茶
中国茶の一つ、甜茶。花粉症対策のお茶として名前が知られていますが、ポリフェノールが含まれていて抗糖化の作用もあります。
甘みを強く感じますが、それは天然の味。甘いのに糖化を防げる、不思議なお茶です。
小腹が空いた時にゆっくり飲むと満足感がありますよ。
カモミールティー
ハーブティーとして広く知られているカモミール。キク科に属していて、白い花を咲かせたかわいい姿も人気です。
その葉や花を利用しているお茶がカモミールティー。ふわりと優しい香り、味もクセが無くて、飲みやすいのが特徴です。
ジャーマンカモミールとローマンカモミールなら、ローマンカモミールの方が抗糖化作用に優れています。
おわりに
普段何気なく口にしている食べ物や飲み物が、たるみの原因になっているかも知れないとは驚きですね。
手軽な糖化ケアはお茶を飲むことで叶えてくれます。カフェイン、カフェインレスの二種類をご紹介したので、ライフスタイルに合わせて選んでみて下さい。
カフェインレスとは言え、過剰摂取はNGですよ。適量を守っておいしく飲みましょう!