皆さんは毎日、何時に寝ていますか?かつては「夜22時から2時までがお肌のゴールデンタイム」と言われていましたが、 最近では「就寝後3~4時間の時点で深い眠りについていること」が重要という説が有力になってきているようです。とはいえ、ベッドに入ってもなかなか寝付けないこともありますよね。
今回は良質の睡眠が美しさにつながる理由と、ぐっすり眠るためにできるちょっとした工夫についてお話ししていきます。
良質の睡眠が成長ホルモンを分泌させる!
睡眠には、脳が目覚めている浅い眠りである「レム睡眠」と、体も脳も休息した状態である深い眠りである「ノンレム睡眠」に分かれています。人間の体を回復させるホルモンである成長ホルモンは、ノンレム睡眠の間に分泌されるホルモンです。
成長ホルモンの効果
成長ホルモンには以下のような効果があります。
- 心身の疲労からの回復
- 傷ついた組織や細胞の修復
- ストレスの飼い方
- 老化の抑制
年齢とともにノンレム睡眠の時間は短くなっていく傾向があるそう。これによって細胞の回復が遅れ、老化が促進されたり生活習慣病が起こったりすると考えられています。
入眠後3~4時間が成長ホルモン分泌のピーク
私たちは眠りにつくと、90分単位で睡眠とノンレム睡眠を繰り返しています。成長ホルモンの分泌のピークは、眠りについてから3~4時間程度経過した時点ではじまるノンレム睡眠の間。このタイミングでぐっすり眠っていることが、老化の抑制や疲労回復、美肌の維持につながるのです。
良質の睡眠をとる5つのポイント
成長ホルモンの分泌を促すためには、とにかく早く寝ればいいというわけではないということが分かりました。では、しっかりと成長ホルモンを分泌させるために質の良い睡眠をとるためにはどうすればいいのでしょうか。押さえておきたい5つのポイントを紹介します。
食事はベッドに入る3時間前までに
寝る直前まで食事をしていると、体は消化にエネルギーを使ってしまうため、ぐっすり眠ることができません。
また、食事に含まれるたんぱく質が効果的に合成されて代謝に使われるためには、きちんと消化された状態であることが重要です。食事は眠りにつく3時間くらい前までには、済ませておくようにしましょう。
眠る2~3時間前にはパソコン、スマホの使用をやめる
パソコンやスマホから出ているブルーライトは交感神経を刺激して、脳を覚醒した状態にしてしまいます。少なくともベッドに入る2時間前には、パソコンやスマホの使用をストップするようにしてください。
夕方以降、カフェインは控える
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ぐっすり眠るために、夕方以降はコーヒーや緑茶などカフェインを含んだ飲み物を摂るのを控えるのがおすすめ。とはいえ、仕事中や家事の合間にコーヒーやお茶で一息入れたいという方も多いでしょう。
夕食後はハーブティーなどノンカフェインの飲み物にするなど、寝る前はカフェイン入りの飲み物を控える工夫をしてみてはいかがでしょうか。
眠る1時間前から間接照明に切り替える
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明るすぎる照明、特に蛍光灯の光は、脳を刺激して覚醒状態にしてしまいます。眠る1時間くらい前から、白熱灯やLEDランプを使った間接照明に切り替えてみましょう。
LEDランプを使ったキャンプ用のランタンなどは、手頃な価格で購入できて取り入れやすいアイテムです。蛍光灯と違って柔らかな光なので、眠る前にこのランプに切り替えるだけでグッと寝つきやすくなります。
リラックスできるアロマを取り入れる
意外に効果が高いのが、リラックスできる香りのエッセンシャルオイルを使ったアロマテラピーです。キャンドルを使うタイプは就寝時に使うのは危険なので、アロマディフューザーがおすすめ。
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水を入れてお気に入りのエッセンシャルオイルを垂らし、電源を入れるだけで霧状になったアロマが部屋の中に広がります。ランプつきのものも多いので、間接照明として使えるものも。タイマーがついているものがおすすめです。
就寝前におすすめのぐっすりアロマ
アロマテラピーに使うエッセンシャルオイルにはさまざまな効果があります。寝る前に使うならリラックスする香りのものを選ぶのがベスト。
香りは人によって好みがあるため、店頭で確かめてから購入するのがおすすめです。お休み前におすすめのエッセンシャルオイルをあげてみましょう。
- ラベンダー
- ネロリ
- ベルガモット
- レモングラス
- ローマンカモミール
- オレンジスイート
一押しは、やはりラベンダーでしょう。お気に入りの香りをいくつかブレンドするのもおすすめです。
「ラベンダー+ベルガモット」や「レモングラス+ベルガモット」「オレンジスイート+ラベンダー」など、複数を混ぜて自分だけのお好みのブレンドを見つけてみるのも楽しいですよ。日中の疲れや緊張、ストレスがじんわりとほぐれていくのが分かるでしょう。
アロマテラピーは感覚的なもので、それほど効果がないものと考える人もいるかもしれません。しかし、最近では西洋医学ではフォローできないメンタル面のケアの一環として、医療現場でも取り入れられることが増えてきているのだそう。
寝る前に蛍光灯の光を消して、ランプつきのアロマディフューザーを使ってみたところ、すんなりと眠りにつくことができるようになったという人もいます。なかなか寝つけないことが多いという方は是非、ランプ付きのアロマディフューザーを試してみてくださいね。
まとめ
美肌や若々しさを保つ成長ホルモンの分泌には、上質な睡眠がかかせないということがお分かりいただけたでしょうか。
22時までに寝るというのは現実的に難しくても、「眠ってから3~4時間後にぐっすり眠っている」ことなら、睡眠時間が短くなりがちな人でも実行できるはず。間接照明やアロマなどを上手に取り入れて睡眠の質を高め、若々しさと美肌をキープしましょう!