ほうれい線って一体何者?!
ほうれい線は小鼻の横から口元にかけてできるシワのこと。ほうれい線があると、見た目年齢が5歳から10歳も老けて見えると言われています。実はこのほうれい線、多くがたるみによるものなのです。頬は顔のなかでも脂肪が多いため、重力によって垂れてしまうことでほうれい線ができるのです。
しかし、そのたるみ自体の原因も人によって違います。ほうれい線の原因をいくつか挙げていきましょう。
真皮の衰え
真皮には、肌の弾力やハリを出す重要な組織が存在しています。その中でもコラーゲンは70%を占めていて、ネットのような網目状のエラスチンと言われるものと、弾力やハリを出しています。このコラーゲンやエラスチンは加齢によって減少してきてしまうため、真皮は弾力やハリを失いたるみに繋がってしまうのです。
表情筋の衰え
体の筋肉を鍛えてボディラインを整えているという方は多いですが、顔の筋肉は鍛えていますか?人間は、体同様顔にも筋肉が存在しています。その筋肉は表情を作ったりするときに使われる表情筋と呼ばれるものです。顔には30種類以上の筋肉が存在しますが、その中でもほうれい線と深い関係を持つのが口輪筋と呼ばれる筋肉です。
口輪筋は口角を上げたり下げたりと、口元の表情を作っています。この口輪筋が衰えてしまうと、口角は下がりやすくなってしまい、頬が下がってほうれい線ができやすくなるのです。
栄養不足
バランスの取れた栄養は、美肌には必ず必要になってくるもの!しかしその逆に、栄養不足の状態というのは顔全体が老け顔になってしまう原因にもなってしまうのです。ビタミン類はもちろん、私たちの肌を作っているたんぱく質も、不足してしまえば表情筋が衰える原因にもなり、コラーゲンやエラスチンの減少の原因にもなってしまいます。
ダイエットなどで食事制限をする場合は、カロリーオフのことだけではなく、栄養のバランスもしっかりと考慮することが大事です。
日常生活での姿勢
姿勢がほうれい線の原因になってしまうこともあります。よくあるのはスマホを見るときに猫背になって首が前に出ている状態の姿勢。この姿勢が長時間続くことによって、頬は下垂しやすくなります。
デスクワークも同じです。猫背になって首が前に出ているような姿勢で長時間デスクワークしていると、かなりの長時間、下垂させた顔の状態でいることになります。
予防のためにできること!
では、今ご紹介した原因などから、ほうれい線を出来るだけ作らせないためにはどのようなことに気をつけたらよいのでしょうか?予防方法をご紹介します。
ハリを出すスキンケア
ほうれい線が気になってきた、ほうれい線ができやすいタイプかもしれない!そんな方は、弾力やハリを出すスキンケアにしてみましょう!例えばレチノールやビタミンC、コラーゲンなどの成分はハリや弾力をサポートする成分です。エイジングケアにシフトしてみるなど、スキンケアを見直して見るのも良いでしょう。
バランスの良い食事を心がける
先ほどご紹介した原因からしても、やはりバランスの良い栄養が若々しい見た目のもとになります。たんぱく質不足は表情筋にも肌にも影響してしまうので、肉や魚、卵、大豆製品などを摂取するようにしましょう。
また、スキンケアだけではなく食事からのビタミンCも重要です。ビタミンCはコラーゲンの生成を促す力があるため、意識的に摂取することをおすすめします。
お顔もエクササイズ!
体もたるんできたら運動する!ならば顔もエクササイズしませんか?表情筋を鍛えることでお肌を支える力が強化されるので、たるみが起きにくくなります。顔の筋肉は日常生活では3割程度しか使われていないと言われています。毎日の習慣として、お顔エクササイズを取り入れてみましょう!
簡単にできる口輪筋エクササイズは「あいうえお」と言う口もとをおおげさに行うエクササイズです。なるべく口を大きく開けてゆっくりと行いましょう。5セットくらい繰り返すと効果的です。
ほうれい線は顔の印象を左右するものです。あると無いとでは、見た目年齢がかなり変わってくるので、皆さんも予防、そして改善できるようにぜひスキンケアや食事を見直して、表情筋エクササイズもやってみてくださいね。