メリハリなし?寸胴ぽっちゃりはNG!
女性らしい体のポイントは「S字」を描いていること。全体的に見たときに寸胴でぽっちゃりしていると、S字は描けません。これはウェストのくびれがキュッと引き締まっていたり、ヒップがキュッと上がっていることで、女性らしい曲線が生まれるということ。
男性からはもちろん、女性から見られたときに、スタイルが良いなと思われるような女性らしい体というのは、S字を描くメリハリボディなのです。
そのためには筋肉の場所を知って、そこを重点的にトレーニングするのがおすすめ!ではどこの筋肉にアプローチをかけると良いのかをご紹介していきます!
大胸筋
女性らしい体で大事になってくる筋肉は、まずは大胸筋。女性の胸は9割が脂肪でできています。内側には大胸筋をはじめ、母乳を作る乳腺、胸を内部から支えるクーパー靭帯などがあります。そのクーパー靭帯が胸を支えているのですが、加齢とともに乳腺の発達が衰えると、皮下脂肪の割合が大きくなってクーパー靭帯が伸びてきます。そこからバストの垂れにつながるのです。
このクーパー靭帯を支えるのが大胸筋。大胸筋がしっかりと鍛えられていることでクーパー靭帯は負担が減ります。
腕立て伏せ
腕立て伏せは大胸筋を鍛える代表的な筋トレです。大胸筋は普段の生活で使うことの少ない筋肉。トレーニングでしっかりとアプローチをかけていきましょう。
- 床につま先と手をつき、手は肩幅より少し広めにする
- 体の軸を感じて、背中から足のラインがまっすぐになるようにする
- 腕をゆっくりと曲げ、できれば顎が床に着く手前まで体を床に近付けていく
- 床に体が着く前に腕をまた伸ばして元に戻す
これをゆっくりと15回3セットから始めてください。腕立ては早い速度で行う方が多いですが、ゆっくり行うことでしっかりと筋肉が伸縮します。少しきつければ、膝を床につけて行ってみても良いでしょう。
腹斜筋
メリハリボディにとても大事なウェストのくびれ!くびれが欲しいと、仰向けに寝た状態から上半身を起こすだけの腹筋運動をする方もいらっしゃいますが、実はそれは間違い。女性らしい曲線を描くならお腹の横のラインを整えなければなりません。
腹斜筋は肋骨から骨盤に向かっている外腹斜筋と、骨盤から肋骨にかけて向かっている内腹斜筋というふたつの筋肉で成り立っています。この筋肉が衰えているとお腹のサイドラインが崩れて、寸胴のような状態に。そして腹斜筋は私生活ではあまり使うことのない筋肉。直接筋トレでアプローチをかけることが大事なのです。
ツイストクランチ
ツイストクランチは普通の腹筋運動よりも少しきついですが、効果がより期待できる筋トレです。
- 頭を手で支える
- 足を交互に90度に曲げ、曲げていない方の足はまっすぐに伸ばす
- 曲げている足の膝と反対側のひじをくっつけるようにしてお腹に力を入れる
これを左右繰り返しましょう。
まずは左右10回を3セットから始めてみてくださいね!
大臀筋
大臀筋はお尻の表層部分にある大きな筋肉で、単一の筋肉の中では人体の中で最大の面積を誇っているそうです。女性らしいメリハリボディに大事なプリッとしたヒップ。のぺっと潰れているヒップや垂れているヒップ、小さすぎるヒップは女性らしさが欠けてしまいます。ウェストのくびれからヒップの綺麗な丸いラインでS字を描くのが、とても魅力的な女性らしいメリハリボディです!
大臀筋を鍛えると、キュッと上向きのヒップになり、綺麗な丸い形になります。ヒップが下がっていると太ももも太くなりやすいので、特に女性は鍛えたい筋肉ですね!
ヒップリフト
ヒップリフトとは、初心者の方にもおすすめの簡単にできる筋トレです。
- 膝を立てて仰向けに寝る
- 足は肩幅くらいに広げて90度に曲げる
- 腕は体の横に沿って伸ばしておく
- ヒップを締めながらグイッと持ち上げる
- お腹と足の膝が直線になるまでお尻をあげて一度停止
- ゆっくりとヒップを下ろす
これを15回3セットから始めてみましょう!
やっていると大臀筋が伸縮しているのを感じられるので、しっかりとその伸縮運動を感じてゆっくりと行うことで、さらに効果的にアプローチすることができます!
女性らしい体になるための大事な筋肉をご紹介しましたが、いかがでしたか?女性にとってダイエットも勿論大事ですが、痩せていることが良いわけではありません。程よく筋肉が鍛え上げられ、締まっているメリハリのある体が女性らしい体です。
「良い体」になりたい!という方はしっかりと栄養を取り、必要な筋肉のトレーニングをすることでボディメイクすることから始めてみましょう!