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エアコンのプロに聞く!夏前にしておきたい冷房の準備~トラブル回避のポイントは試運転~


日本の夏はエアコンなしでは厳しいが、故障時には修理まで1週間以上待つ可能性が高い。特に6~8月の繁忙期には、この傾向が強まる。そこで、事前にエアコンの試運転を行うことが効果的である。三菱電機の専門家は、試運転を4~5月に実施することをすすめる。この期間であれば外気温が21℃以上の日も多く、冷房運転が可能だからである。試運転の際は、電源やリモコンのチェック、冷房運転時の異常確認を行う。また、フィルター掃除と室外機周辺の整理整頓も効果的で、これにより効率的なエアコン運転が期待できる。事前の準備で、真夏日や熱帯夜を快適に過ごすことが可能となる。




連日夏日と熱帯夜、エアコンなしでは乗り切れないのが日本の夏。夏は一日中エアコンをつけっぱなしという家庭も多いのでは。

エアコンを使わないと熱中症の恐れもあるため、故障してエアコンが使えないという事態は絶対に避けたいものです。

「万が一故障しても、すぐに修理依頼をすれば大丈夫」なんて考えている人がいたら、ご注意を。

実は夏場のエアコン修理は、依頼から実際の修理まで1週間以上かかることも多いんです。
夏場のエアコン修理は、依頼から作業まで時間がかかる

出典:プレスリリース


三菱電機霧ヶ峰PR事務局が行った調査によると、「夏にエアコンが故障した際、設置・修理を業者に依頼してから、実施までにどれくらいの期間がかかりましたか」という質問に対し、1週間以上待った人が38.9%もいることがわかりました。

12.5%は2週間以上待ったと回答しており、夏場のエアコン故障はすぐに対応してもらえない可能性が大きいことがわかります。

エアコンの設置・修理の繁忙期は6~8月。たとえば7月の相談件数は、4月の約2.8倍に上ります。このため業者の作業スケジュールも過密になり、蒸し暑い中で一日何件もエアコンの設置や修理に対応することになります。

業者の過酷な作業状況を考えると、繁忙期のエアコン設置や修理に日程がかかるのは仕方がないことが分かりますよね。
エアコンのプロのおすすめは「夏前の試運転」
夜間の最低気温が25度以上の日を熱帯夜と呼びますが、2024年の東京は熱帯夜が40日以上もありました。夜間に25度を超える部屋では「熱くて眠れない」という人がたくさんいるはず。熱中症対策にも快適な睡眠のためにも、夏場のエアコンは必須です。

エアコンの故障を避けるためにはどうすればいいでしょうか。エアコンのプロである三菱電機株式会社空調冷熱システム事業部の久田さんがすすめるのは、夏前のエアコンの「試運転」です。


出典:プレスリリース


エアコンの設置・修理依頼がひっ迫する6月~8月よりも前にエアコンの不調に気づくことができれば、繁忙期よりも早く修理・設置してもらいやすくなります。

「暖房が使えていたから、冷房だって問題ないはず」と考える人も多そうですが、久田さんによると、暖房運転が問題なくできていたとしても、“冷房“の動作確認が必要なのだそう。

というのも、暖房運転では室内機の内部に結露が発生しませんが、冷房運転では室内機の内部に結露が発生するという仕様の違いがあるため。暖房の使用だけでは、結露水に関する異常がわからないのです。
エアコンの「試運転」の方法と適切な実施時期
エアコンの試運転では何をすればよいかも、詳しく教えてもらいました。試運転は3ステップで行います。
1.電気プラグやコンセント、電源コードをチェック

出典:プレスリリース


・電源プラグやコンセントに「変色」「がたつき」「ゆるみ」はないか
・電源コードに傷はないか
・電源プラグにほこりが付着していないか
2.運転モードを「冷房」、設定温度を最低にして10分程度運転
・室内機の吹き出し口から”冷たい風”が出ているか
・リモコンは動くか、液晶画面の表示が薄くなっていないか
3.設定温度や風量はそのままに、さらに20分程度運転
・室内機から水漏れ(結露水の漏れ)がないか
・異音や異臭がしないか

エアコンの試運転について、久田さんは次のように語ります。

試運転におすすめのタイミングは『4~5月中の外気温が21℃以上』の日です。『試運転』を行うには、冷房運転を10分以上続けられる環境が必要ですが、室温がエアコンの設定温度を下回る環境では、エアコンが途中で冷房運転を止めてしまい、『試運転』が十分に行えません。そのため、外気温が21℃を超える日が最適な実施タイミングなのです」
試運転とあわせて実施したい2つのこと
さらに久田さんは、エアコンの試運転とあわせて、フィルター掃除と室外機周辺の整理整頓もおすすめしています。


出典:プレスリリース


久田さんによると、フィルターにホコリがたまっていると、室内機の中の空気の通りが悪くなり、室温が設定温度に到達するまでの時間が⾧くなるそう。ムダに電力を消費するので、電気代がかさんでしまうのです。

フィルターのホコリは掃除機で吸い取るか水洗いをして、電気代を節約しましょう。


出典:プレスリリース


また、室外機の上やファンの前などに植物や物が置いてあると、風の流れを妨げ、正常な運転の妨げとなる可能性があります。フィルターを掃除し、室外機の周りを片付けると、冷房運転の効率が改善するそうです。
春のうちにエアコンの試運転をし、夏を快適に過ごそう


真夏日や熱帯夜にエアコンが使えないという状況は絶対に避けたいもの。

春のうちにエアコンの試運転をし、夏も快適に使えるかどうかをチェックしましょう。

買い替えを考えている人も、暑くなる前に買い替えを済ませて設置工事を完了させてくださいね!
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