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生理中は八つ当たりの期間!? 生理の知識に男女で大きなギャップが!







生理や更年期障害など、女性ホルモンによる症状には個人差があります。男性が完全に理解するにはかなりハードルが高いですよね。



そんな認識の違いがよく分かる意識調査が実施されました。



男性の中には、生理について「八つ当たりされる」「突然攻撃的になる」といった印象を持っている人もいるようですよ。



興味深い調査結果をいくつかピックアップしてご紹介します。



 

生理(月経)をしっかり理解している男性は約4割



あすか製薬



あすか製薬は、20代〜50代の男女832人(男女各416人)を対象に、「生理(月経)をはじめとする女性ホルモンに関する男女の意識調査」を発表しました。



この調査によると、生理(月経)について「知識がある」と答えたのは女性は80.0%でしたが、男性は42.3%と半数以下でした。



たとえば「生理中だけでなく排卵日前後や生理前などにもつらい症状が起こることがある」ということについては女性は76.4%の人が理解していましたが、男性はわずか36.8%。



生理の具体的な症状やつらさの実情について、男性にはまだまだ認知されていないようです。



 

男性の約4人に1人が女性に「八つ当たりされる」と回答



あすか製薬



さらに妻や恋人など女性のパートナーがいる男性287人に、認知している女性のつらい症状を聞くと、23.6%の男性が「八つ当たりされる」と答えました。



中にはこんな意見も……。



・「気にさわるようなことを言っていないのに、突然、攻撃的なスタンスで話をしてくる」(群馬県56歳)



・「更年期障害の妻をささいな一言で傷つけてしまい、『距離をおきたい』と言われて別居状態となってしまった」(福岡県47歳)



 



また女性側からも、以下のような意見が挙がっています。



・「私のPMDDが酷く、恋人に対して傷つく発言をしてしまい、「俺は傷ついた、ほっといてほしい」と言われ、別れの危機に」(北海道29歳)



・「『生理は病気じゃないから痛いと言うのは大袈裟』と言われ傷ついた。出血過多で貧血になりフラフラすると、食生活が悪いと言われたのも辛かった」(長野県46歳)



女性ホルモンによる症状に関する認識の違いにより、喧嘩や別れの危機に陥っている男女も少なくないようです。



 

男性の約8割が「理解したい」と望んでいる!





こうした女性ホルモンの症状に関する認識の差を埋めたいと思っているのは男女とも同じのようで、女性の約9割が理解してほしいと願い、男性の約8割が理解したいと望んでいるそうです。



互いに理解したいと思い合っているのに、どうして認識にズレが生じてしまうのでしょうか?





あすか製薬



女性のつらい症状への理解を広める上で何がハードルになっているかと聞くと、男女とも1位は「オープンな話題にしにくい風潮」(女性57.0%、男性61.8%) という回答に。



確かに、生理のことはたとえパートナーであっても話題にしづらいですよね。男性に話しても理解できないし、困らせるのではないかと思っている女性も多いはず。



調査元のあすか製薬は、ウェブサイト「女性のための健康ラボMint+(ミント)」を運営しており、女性の体と健康についての正しい情報を発信しています。



言葉で説明するのが難しい場合は、こうしたサイトをパートナーと2人でチェックするのも良いですね。



 

女性ホルモンの症状は社会問題!





慶應義塾大学名誉教授 吉村 典先生によると、女性の月経に伴うつらい症状により会社を休んだり、集中できなかったりすることで、年間約6,000億〜7,000億円もの経済損失がある*と言われているそう。

(*Tanaka E et al.: J Med Econ. 2013;16(11): 1255-1266)



女性ホルモンによる影響は女性だけではなく、社会全体が抱える問題とも言えます。



吉村先生も提案していましたが、学校教育など社会的なツールで、もっと男女の理解のギャップを埋める仕組みができるといいですね。
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