35歳を過ぎても、まるで20代のような見た目をキープしている女性、最近では珍しくなくなってきました。もしかしたら、あなたも、そんな一人かもしれませんね。
多くの女性が豊富な美容知識を持つようになったことも、女性の若返りの理由の一つでしょう。
でも、知識だけでは美しさをキープするには、ちょっと不十分。ある美意識が、美しさを左右をするカギになるかもしれません。
その美意識とは、「横顔」。
自分の横顔を見たのは、いつが最後ですか?
モデルと一般女性の差は横顔の意識だった!
カネボウ化粧品
カネボウ化粧品のスキンケアブランド「DEW(デュウ)」は、30代のプロのモデル女性100人と、30代の働く女性100人を対象に、美容に対する意識や普段のお手入れに関する調査を実施しました。その結果、両者には「横顔」への意識に大きな差があることがわかりました。
普段からどの方向から見られても大丈夫なようにいつも意識しているかの質問に、Yesと回答したのはモデルは61%だったのに対して、働く一般女性では12%と低い結果に。その差、なんと49ポイント!
一方で、働く一般女性が意識しているのは「メイクよりスキンケアを重視している」点。こちらは、モデルよりも一般女性の方が高い結果になりました。一般女性が自分の納得するスキンケアに重点を置いていることがわかります。
また、外出前の鏡チェックでも、正面からの顔チェックをしている一般女性は84%と、こちらもモデルの69%を上回っていました。
しかし、「横顔」「後ろ姿」をチェックしている割合はモデルの方が高く、両者には20ポイントもの差がついていました。
モデルの美には、全方位手を抜かずにチェックしていることが影響しているようですね。
横顔の自信が美しさの自信をつくる
横顔を意識したケアについては、モデルは約8割が普段からケアを行っている一方で、一般女性は約半数以下にとどまる結果でした。
モデルが行っている具体的なケア方法として、「普段のスキンケアで横顔までケアするように心掛けている」が約8割と最多で、「美容液などスペシャルケアアイテムを使用している」も半数近くにのぼりました。
どんな特別なケアなのかと思ったら、意外と普通ですよね。スキンケアの延長で、横顔も意識しているという印象です。このくらいのケアなら、意識さえすれば今日からできそう。
ただ、この意識の差が、横顔の自信度にあらわれています。横顔に自信ありと答えたモデルは34%でしたが、一般女性ではわずか6%。
日ごろの意識がこんなにも大きな差になってしまうなんて、ちょっと見過ごせまんよね。
自分の横顔は意識していなくても、他人の横顔は気になる!?
では、他人の横顔についてはどうでしょう?
同調査では、モデルで9割以上、自分の横顔はそれほど意識しない一般女性でさえも約8割が、他人の横顔をチェックしていることがわかりました。意識するシーンは、電車やエレベーターで隣に並んだときや、化粧室などが上位に来る結果に。
日常シーンを振り返ってみても、他人の横顔をつい見てしまうことってありますよね。逆を返せば、自分の横顔も他の人から見られているということ。
私の横顔、大丈夫かしら……ちょっと不安になってきますよね。
まるで自分じゃないみたい・・・写真や三面鏡で自分の横顔にショック
実際に、自分の横顔にがく然とした経験を持つ女性は、モデル・一般女性ともにとても多いのです。
こんな声が寄せられました。まずは美意識の高いモデルの意見から。
「芸能人と比べたときに自分の横顔のたるみにびっくりした」(30歳 モデル 宮崎県)
「正面から見たらわからなくても三面鏡で横顔をチェックすると二重あごになっているのでショックを受けることがある」(37歳 モデル 徳島県)
「キレイな方は、正面より横顔の方を気を付けます」(32歳 モデル 鹿児島県)
「写真で見たときの顎のラインが思ったよりブサイク」(33歳 モデル 神奈川県)
芸能人と比べるとは、さすがはモデル! 日ごろから自分を厳しい目でチェックしていることがうかがえるエピソードです。
一方、一般女性の場合は、ふとした瞬間に気付いてショックを受けるケースが多いよう。
「向かい鏡等で見る横顔と正面の顔を見て想像する横顔にギャップがある」(34歳 一般女性 佐賀県)
「写真を撮ったとき、自分の横顔で二重アゴになってて、痩せようと思った」(30歳 一般女性 福島県)
「旅行中に写真を撮られて横顔がひどくて驚いた」(30歳 一般女性 富山県)
「正面から見た顔と印象が違った」(35歳 一般女性 宮城県)
自分の知っている自分とは違う横顔に「こんなはずじゃない!」とショックを受けたことがある女性は多いのではないでしょうか?
横顔は口ほどにモノを言う?
カネボウ化粧品
横顔は、今の自分をうつす鏡と言っても過言ではありません。調査でも「正面から見ると気にならなかったハリのなさを横顔では感じることがある」という女性が、モデルでは7割以上、一般女性でも5割以上にのぼり、横顔を見ることで肌本来のコンディションに気づく場面が多いことがわかります。
そして「お手入れの差は横顔に出る」と考える割合はモデルが約7割、一般女性でも約5割という高い結果に。さらに、「その人らしさは横顔にあらわれる」という意見に半数以上が賛同していることからも、「女性の横顔には隠しきれない今の自分があらわれる」と、自覚している人が多いことがうかがえます。
「横顔」意識で差がつくビューティー術を伝授
女性誌、美容雑誌の他、女優、アーティスト、タレントのヘアメイクを手掛ける人気のヘアメイクアップアーティストpaku☆chanさんも、横顔を意識することが重要だと言います。
モデルの撮影では正面から撮影するカットは少なく、また日常生活でも他人の顔を正面から見る場面は意外と少ないのだとか。つまり、正面からの顔よりも、横顔の方がよく見られている可能性が高いんです。
paku☆chanさんはメイクをしたときは、必ず顔を左右に動かして仕上がりをチェックしているのだそう。
「正面は目の力で魅せられますが、横顔は『ライン』で魅せるもの。いかに横顔を意識しているかでメイクの仕上がりが変わってきます。横顔は、曲線美が重要なんです」とも。
特に、あごのラインや頬のハリ感、口元の影を意識すると言います。正面と横からでは、影の入り方が違うため、顔周り180度が美しく見えるように気を付けているとは、さすがプロ!
またモデルに比べて、一般の女性はまだまだ肌のお手入れが不足していることも実感しているそうです。その上で、「スキンケアの段階で、いかに肌のコンディションをいい状態に保つかが大切」と指摘します。
さらに、定期的に自分の横顔を写真に撮って確認することがおすすめなんだとか。
「頬のハリ感がなくなってきているなとか、顔の輪郭が変わってきているなとか、客観的に気づくことがあると思います。体型と同じで、前から見たときは良くても、横からみてギョッとすることがありますよね」と。
うーむ、納得のお言葉!
普段意識していない横顔をケアすることで、正面からの印象も変わるんですって。これは、さっそく横顔ケアをはじめたくなりますね。
まずは横顔に触れることから
写真にうつった横顔がたるんでいたり、二重顎だったりしたら、思わず目を覆いたくなってしまいますよね。年齢を重ねて肌のハリや弾力が失われていくと、横顔を日ごろ意識しているかどうかが、見た目に大きく影響してきます。
若さを求めて最新メイクを研究するのも良いですが、大人の凛とした美しさを目指すなら、普段のお手入れに横顔ケアを加えるのが断然おすすめ。まずは、横顔に手を触れる時間を長くすることから。
丁寧に愛情込めて手をかければ、肌は応えてくれるもの。それは、これまでの経験でみなさん、もう知っていますよね。
参考:カネボウ化粧品「DEW(デュウ)」