

ここ数年で注目されるようになった美容トピックといえば、ヘアケアではないでしょうか。特に髪のエイジングケアに関する情報を、よく見かけるようになったと感じます。
美容意識の高い女性が増えて、定番の肌ケアや、ダイエット以外にも関心が向かうようになった証拠でしょう。実際、年齢を重ねるにつれて、髪の毛の劣化を感じる女性は少なくないはず。
ビューティー&ヘルスケアブランド『SUPERFOOD LAB(スーパーフードラボ)』が全国の20~50代の女性を対象に行った「髪の健康に関する調査」でも、悩みや不満を持っている体の部位について、実に約7割が「髪の毛」を挙げています。
特に40代からは、髪のハリが無くなってヘアスタイルが決まらなくなったり、通称「アホ毛」と呼ばれるうねうねした毛が飛び出すようになったりと、肌トラブル以上に深刻かもしれない、髪の老化問題。
そんな髪老化の救世主になるかもしれない、栄養素があるんです。その名はビオチン。一体、どんな成分なんでしょうか?
髪の救世主「ビオチン」とは?

ちなみに、みなさんはビオチンという成分をご存知でしたか? ほとんどの方が知らなかったのではないでしょうか。実は同調査でも、7割以上が「全く知らない」という結果が出ているんです。
ビオチンとは、別名ビタミンB7、ビタミンHなどと呼ばれる水溶性ビタミンの一種で、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンCやビタミンB群などと比べると知名度は落ちますが、肌を活性化させたり、ターンオーバーを整えたりするために、皮膚科ではよく処方されるビタミンなんです。抗ヒスタミン作用もあるので、アトピー性皮膚炎の治療に用いられることもあるんですよ。
今は肌トラブルに悩まされていなくても、このビオチンが不足することで皮膚炎や食欲不振などの障害を起こしやすくなるので、積極的に摂りたい栄養素の一つです。
ビオチンが髪の毛を若返らせる?

ビオチンが髪の毛のエイジングケアに効果的とされるのは、肌だけでなく、髪にも嬉しい二つの作用があるからです。
一つ目は育毛作用。髪の毛の健康には、原材料となるアミノ酸が欠かせませんが、ビオチンにはアミノ酸の代謝をうながす働きがあることから、育毛効果が期待できるとされています。
さらに、コラーゲンの生成をうながす働きも持っているので、太くハリのある、丈夫な髪の毛が育ちやすくなるというわけです。
二つ目は、白髪抑制作用です。ビオチンには色素細胞を活性化させる働きがあり、不足すると白髪が増えることが明らかになっています。
ビオチンを補うことで白髪が減る可能性があるため、現在では髪の毛のエイジングケアを目的とした、ビオチン配合のシャンプーなども登場しているんですよ。
ビオチンはどうやって摂ればいいの?

ビオチンは魚介類やレバーなどの肉類、卵、豆類、野菜など、様々な食品に多く含まれているので、比較的摂取しやすい栄養素です。
厚生労働省が推奨している1日のビオチン摂取量の目安は50マイクログラムですが、普通に食事をしていれば、これに近い量の摂取はできているといわれています。
されど、油断は禁物。偏った食事や外食が多い人、喫煙習慣のある人や便秘がちな人は、気付かないうちにビオチン不足に陥っている可能性があるので、注意が必要です。
ビオチンは水溶性ビタミンなので、摂りすぎてしまっても、体外排出されるだけで特に体に異常をきたすこともありません。ビオチン入りのサプリメントなどもうまく活用して、ビオチンが不足しないようにしましょう。
ヘアケア製品の進化によって、高機能成分でスタイルをキープすることに意識を向けてしまいがちですが、いったん老化に傾いた状態を立て直すには、どうしても時間がかかります。その意味では、まずは髪の毛を老化させないことが何より重要なのです。
ヘアスタイルを楽しむためにも、ビオチンを積極的に摂り入れて、ハリのある健康的な髪の毛をキープしましょう。