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最近海外の女性誌でよく目にするのがヴァギナ=膣のケア特集。生理やSEX、出産など、女性にとって大切な器官であるヴァギナのケアは、恥ずかしいことではなく、海外ではむしろ当たり前のこととされています。
今まであまり気にしていなかったけど、そろそろ本格的に向き合いたい膣のケア。そこで今回は、30代から始めたいヴァギナのお手入れについて詳しく見ていきましょう!
セクシーなランジェリーよりコットン製のショーツが◎
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女性として見えない部分のオシャレは大切。女子度を上げるためにも、セクシーなショーツを身に着けるのは外せません。
でも、「レースやサテン生地のショーツだと、ヴァギナが上手く呼吸できない」と語るのは、アメリカのイェール大学産婦人科学の教授、メリー・ミンキン先生。ヴァギナ部分を常に清潔に保つためには、通気性が良く汗を吸い取るコットンのショーツを身に着けるのがベストなのだそう。
そして先生は「自宅でのんびりソファーに寝転がるときは、ショーツを身に着けないのもアリ!」とも。風通しを良くすることが、清潔なヴァギナを保つためには必要みたいです。
洗いすぎに気をつける
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また気をつけたいのが、バスタイムでの洗い方。香りのいいボディーソープで、ついついヴァギナの中も洗いたくなるけれど、ちょっと待って!
身体の他のパーツと同じようにごしごし洗ってしまうと、敏感なヴァギナ周りの肌を傷つけ、乾燥を招いてしまうことに。
ニューヨーク大学の産婦人科のアシスタント教授、デナ・ハリス先生によれば、ヴァギナには元々セルフ洗浄力が備わっているため、ソープはつけずにぬるま湯で洗い流す程度で十分なのだそう。どうしてもソープで洗いたい場合は、無香料のシンプルな固形石鹸を使いましょう。
膣内環境を整えてくれる優しいフードを食べる
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毎日の食事は、しっかりヴァギナにも影響を与えています。そこで積極的に摂りたいのが、ヴァギナに良いとされているフード。PHレベルを保ち、カンジダなどの感染症を防いでくれるとされているキムチや味噌、グリークヨーグルトなどの発酵食品は欠かせません。
腸内環境を整え、美肌にも良いとされている発酵食品は、実はヴァギナの環境を整えるのにも最適なんですね。これは進んで取り入れたいかも!
ちなみに日本でもブームになったアボカドは、ヴァギナの乾燥を防いでくれる効果も期待できるそうです。
膣のPHバランスを保つためにコンドームはマスト
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妊娠や感染症から守ってくれるだけでなく、実はコンドームはヴァギナ内のPHレベルを正常な状態に保つのに役立っていることが、研究で明らかになっています。
精液がヴァギナの中に触れると、ヴァギナ内で一定に保たれているPHレベルが上昇。その結果、良菌とされる乳酸菌が減少し、カンジダ症などの感染症にかかりやすくなってしまうのだとか。
コンドームには避妊だけでなく、精液がヴァギナ内のPHバランスに影響を与えるのを防ぐ役割もあるんですね。健康なヴァギナを保つためにも男性まかせにするのではなく、女性がコンドームを持つことも必要かもしれません。
今まで日本人にはあまり馴染みがなかったヴァギナケアですが、私たち女性にとって大切な身体の一部。スキンケアやヘアケアと同様に、今日からケアを始めていきましょう!
参考文献・Women's Health-『11 ways to keep your vagina happy and healthy』『How your food impacts your vagina』