年末年始の暴飲暴食がつづき、「何だか身体が重い……」と感じる方も少なくないはず。
そこでおすすめなのが、“大豆ミート”を使ったヴィーガン料理。ヴィーガン料理は、動物性のものを摂取しないことから、肥満や生活習慣病予防に効果が期待され、身体が軽くなり、頭がスッキリするといったメリットがあるといわれています。
お正月で疲れきった体内をリセットするのにおすすめですよ!
ヴィーガンってなに?
完全菜食主義者を意味するVegan(ヴィーガン)。
もともとは「酪農製品(卵・牛乳・チーズなどの乳製品)を食べないベジタリアン」を指す言葉として、一般的なベジタリアンと区別するために使われるようになったのが始まり(ベジタリアン:動物肉・魚介類を食べない人のこと)。
ヴィーガンの場合、健康、環境問題、道徳など、様々な理由からお肉、魚介類だけではなくて、卵、乳製品などの動物性食品も食べません。また、食べ物だけでなく皮革製品や毛皮などの商品を買ったり着ないことを主義としているそうです。
大豆ミートについて
「野菜だけだと腹持ちが悪そう……」という方におすすめなのが、”大豆ミート”。
大豆ミートとは、大豆をミンチやブロック形に加工したもので、”畑のお肉”とも呼ばれています。味は大豆ですが、肉のような食感が楽しめちゃうんです!
様々なメーカーで発売されているから、ネットショップはもちろんスーパーでも購入することができますよ。気になる栄養はというと……?
・低カロリー(肉のカロリーの約1/2~1/4)
・コレステロールフリー
・低脂質
・高たんぱく質
・食物繊維豊富(100gあたりキャベツ約3個分)
・大豆イソフラボン豊富(おからの5倍)
忙しい女性にとって一度に豊富な栄養素がとれるのは嬉しいですね!
大豆ミートで簡単ふわふわ巾着
Photo by Kohata
出汁を効かせて、身も心もホッとするような味わいのヴィーガンレシピを紹介します。大豆ミートを使っているから、食べごたえもありますよ!
【材料】(4個分)
油揚げ(小)・・・2枚
大豆ミート・・・80g
絹豆腐・・・1/3丁(約100g)
人参・・・1/4個
玉ねぎ・・・1/2個
ひじき・・・大さじ2
枝豆・・・8粒
A塩・・・小さじ1
Aごま油・・・小さじ1
A醤油・・・大さじ1
Aしょうが(チューブ)・・・小さじ1
A片栗粉・・・大さじ1
薄口しょうゆ・・・大さじ3
みりん・・・大さじ3
水溶き片栗粉・・・適量
柚子・・・適宜
<出汁>
└水・・・300cc
└干し椎茸(あればどんこ椎茸)・・・4個
└出汁用昆布・・・5g
【作り方】
下準備:前日、麦茶ポットや保存容器などに、水、干し椎茸、出汁用昆布を入れ、出汁を作り、冷蔵庫に保存しておきます。
大豆ミートは、水で戻しておきましょう。ひじきは豆腐の水気で戻るため、戻さず使います。
1.油揚げは、菜箸か麺棒を使ってしごき、横半分に切って袋状に開き、油抜きをしておきます。しっかりしごいておけば、油揚げが破けにくくなりますよ。
2.枝豆は電子レンジの解凍機能に1~2分かけ、さやから出します。
3.玉ねぎ・人参共にみじん切りにします。フードプロセッサーにかけてもOK。
4.ボウルに水気を切った大豆ミート、玉ねぎ・人参、ひじきと豆腐、Aを入れてこねます。
5.油揚げの中に4の具を詰めます。具の上に枝豆を2粒ずつ埋め込むようにのせていきます。
6.鍋に5を並べ、鍋に出汁を注ぎ、薄口しょうゆ、みりんを加えて強火で加熱。沸騰したら弱火にし、約10分煮込み、最後はお好みで味を調えて火を止めましょう。
7.火を中火にし、水溶き片栗粉を入れて混ぜ、とろみをつけます。
8.とろみがついたら、器に巾着をのせ、とろみ餡をかけたら完成。お好みで、せん切りにした柚子をのせても。
出汁の味が効いているから、大豆ミート初体験の人も無理なく食べられるはず! ぜひ体内のリセットに活用してくださいね。
参考元:株式会社Veganic Japan、KARUNA
(レシピ制作・トップ画像/Kohata)