冬本番を間近に控え、防寒対策に余念がない人も多いはず。そんな寒い日に欠かせないインナーといえば、一枚でサラリと着こなせる「ニット」ですよね。でもその手軽さから、Tシャツ感覚で何となく合わせていませんか?
ニットと一口にいっても、その種類はとっても豊富。選び方次第でかなり印象が変わってきます! そこで今回は、いつものコーデがグッと今年風になるニットの選び方を3つ挙げたいと思います。
編み方で雰囲気はウンと変わる!
ニットは編み方によって密度が異なるため、それぞれが与える印象にも影響してきます。
代表的なものが、ローゲージとハイゲージ。
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ローゲージとは、編み目が少なく模様が隆起したざっくり編みを指し、全体的にボリュームのあるアイテムが多いのが特徴です。主に女性らしい温もりや可愛さ、カジュアル感といった印象をもたらします。
今季はビッグシルエットが流行中。ローゲージニットで、あえてルーズに見せるのも今年らしい着こなしです。上半身にボリュームが出るので、写真のように足のラインが分かる細身のパンツなどを合わせて、バランスをとることを忘れずに。重みを感じさせる分、ホワイトなどの明るい色のニットのほうが女性らしさが出ます。
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一方ハイゲージは編み目が多く、細かく密に編まれたものを指します。薄手に仕上がるため、上品で洗練された大人の印象を与えてくれます。同じデニムスタイルでも、ローゲージニットとは雰囲気がまったく違いますよね。薄手な分、ボトムスにインすることができるので体型のメリハリを出しやすいです。
またボトムス、アウターともに合わせるものを選ばないので、使いやすいオーソドックスなアイテムです。写真のようにライダースジャケットなどの細身のアウターを合わせるときは、迷わずハイゲージニットを選びたいところ。
首まわりのデザインで使い分け
編み目と同様に重要なのが、首まわりのデザイン。
主に首もとが詰まっているのか、そうでないのかで大きく分けることができます!
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今季日本でもトレンドとなっているのが、Vネックニット。首まわりがすっきりし、鎖骨部分が露出されるので、セクシーな雰囲気を出すことができます。
裾が広がった、ふんわりシルエットのVネックニットが今年らしいデザイン。ゆるスカートと合わせたゆる×ゆるコーデが流行中です。Vネックであれば首も出ますし、手首か足首のどちらかもう一箇所を出せば、女性らしい体の線を強調できるので、ゆる×ゆるコーデでも太って見えません。
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またタートルネックも外せないデザインのひとつ。防寒としてはもちろん、ネック部分が大きいほど小顔効果がUPするという女性にはうれしいアイテム。
タートルネックも、ローゲージとハイゲージで印象が異なります。今季は綺麗に折り込むタートルネックよりも、ハイゲージの薄手のニットを首もとでクシュっとルーズにたゆらせるのが旬。ニットが明るい色の場合はアウターやボトムスに、そのルーズさを引き締めるダークカラーや厚手の生地のものを取り入れましょう。
変化を加えるなら色使いで思いっきり
ブラックやグレー、ホワイトなど無難な色に傾倒しがちなニットですが、いつもと違う色味のものを選ぶだけで、簡単にコーデを今年風にアップデートすることができます。
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女性らしさを引き出してくれるパステルカラーやベージュといった淡い色は、失敗せずに変化をつけることができる注目カラー。特にこれらのカラーと相性が良いのが、写真のようなアンゴラ素材のもの。絹のように細く光沢感のある毛により、ふんわりとした女性の魅力を引き出してくれます。
同系色の濃い色をボトムスに合わせると、綺麗にまとまります。
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ヴィヴィッドなカラーのものや柄が入ったもので変化をつけて、ポップに遊ぶのもオシャレに仕上げるコツのひとつ。
写真のようにカラーブロッキングで様々な色を混ぜるのもオシャレですよね。ニットを主役に、ボトムスはデニムやシンプルなワンカラーのアイテムを合わせましょう。色だけでなく、ファーが所々に装飾されたものなど、変化球系のニットがひとつあるとファッションの幅もさらに広がります!
いつも同じようなニットばかり着ているかも……というあなた。ぜひ3つのポイントに着目して、コーディネートに華を添えるお気に入りのニットを見つけてくださいね。