そろそろ、クリスマスシーズン! 自分へのご褒美や大切な人へのプレゼントを何にしようか迷っている人も多いのでは?
大人ならではのセンスが光る特別なものを! と考えている人におすすめしたいのが、日本の伝統的な手仕事によって作られたファッション小物です。最近では、昔ながらの伝統工芸にデザインというエッセンスを加えた、おしゃれなアイテムが続々と登場しています。
今回は、その中でもファッション小物にスポットを当ててご紹介します。
文庫革のレザー小物
Photo by H.P.F,MALL(水金の文庫革)
文庫革とは、明治初期からたくさんの人に親しまれてきた播州姫路の伝統工芸品なのだそう。
真っ白な牛革に型を押し、手書きで彩色、漆と真菰(まこも・植物の一種)の粉で古びをつけるという、手間のかかる行程を経て完成する財布やカードケースは、繊細で美しいアート作品のような一品。
Photo by H.P.F,MALL(水金の文庫革)
いろいろな図案があり、ジブリ映画・ドラえもんといった人気のキャラクターや、クリエイターとコラボされたものも出ています。
中でもおすすめしたいのは、「水金の文庫革」シリーズ。わたしも財布を愛用していますが、繊細な手仕事はもちろんのこと今っぽい色使いが素敵なんです。
Photo by H.P.F,MALL(水金の文庫革)
かわいいデザインだけでなく、黒革を使用したものもあるので、男性へのプレゼントにもおすすめです。
八尾和紙の名刺入れ
Photo by D&DEPARTMENT
こちらは、富山で出会った「桂樹舎」の八尾和紙を使用した名刺入れ。昔から薬売りが有名な富山では、薬の包装紙や袋紙として富山県南部の八尾町のほとんどの家で和紙が作られていましたが、現在は桂樹舎だけになってしまったのだそう。
和紙の素朴な風合いとカラフルでモダンなデザインが素敵な一品です。
Photo by 桂樹舎
特殊加工がされている和紙なので、耐久性も安心。お値段も2,000円以内で買えるので、ちょっとしたプレゼントにも最適です。
名刺交換の際にも話がはずみそうですね。
Photo by 桂樹舎
こちらは、苗字(画像ハヤシさん)をデザインした封筒。以前、ちょっと話題になったグッズなので、見たことがある人も多いのでは?
自分の苗字がある人は、簡単なメッセージを入れてプレゼントと一緒に渡すのもいいかも!
蒔絵のパールピアス
Photo by KARAFURU
こちらは、日本の伝統を楽しむことを提案するブランド「KARAFURU」のMAKIEパールピアス。京漆器の蒔絵師が、大粒の淡水パールに金粉で蒔絵をひとつひとつ丁寧に描いているそう。
モダンなパールピアスは、シンプルなファッションを大人っぽくモードに格上げしてくれそうです。
Photo by H.P.F,MALL(KARAFURU)
着物や浴衣の柄もそうですが、和柄の文様にはそれぞれ健康や幸福を願う意味があります。
ひとつのモノに込められたストーリーや時間を想像してみると、なんだかすごく特別で贅沢なことに感じますよね。
Photo by H.P.F,MALL(KARAFURU)
ケースのデザインも日本らしくて素敵。流行に関係なく長く使えるものを、自分へのプレゼントにするのもいいですよね。
伝統工芸品というと堅苦しくてちょっと古いイメージがあるかもしれませんが、今回ご紹介したものはファッショナブルなデザインばかり!
手間ひまをかけて丁寧に作られたものを身につけると、見た目はだけでなく心も豊かになるような気がします。