NASAがUnited Launch Alliance (ULA) と Orbital ATKと協力し、世界初のロケット発射の360°ライブストリーミング動画を放送することを発表した。
この360°ライブストリーミングでは、 International Space Stationへの貨物補給ミッションが下記リンク先のNASA Television YouTubeチャンネルで、シャトル打ち上げの10分前から放送される。
http://youtube.com/nasatelevision
360ライブストリーミング概要
今回の打ち上げではOrbital ATKのCygnusスペースクラフトがUnited Launch Alliance Atlas Vロケットから切り離され、3450キロ分のサイエンスリサーチ、クルーへ補給品とハードウェアを周回しているラボに届ける予定になっている。
貨物補給は今回で第7回目となる。
スペースシャトル発射は4月18日火曜の午前11時11分(日本時間 4月19日水曜の午前12時11分)からの30分間が放送される予定だ。
360°ライブストリーミング視聴方法
動画は下記リンクのYouTubeチャンネルで配信される。
http://youtube.com/nasatelevision
PCで動画を見る人はマウスで画面を操作して、視線を上や下、右左に移動させることで、フロリダのCape Canaveral Air Force Station、Space Launch Complex-41でのシャトル発射の瞬間が360°で体験できる。
YouTubeは360°動画のプレイバックがGoogle Chrome、Firefox、Internet Explorer、Operaブラウザに対応している。
スマートフォンを利用して見るには、YouTubeアプリをダウンロードすることで、視聴可能だ。
一番の方法はVRヘッドセットを使ってみる方法で、VRヘッドセットを使ってみれば、実際にその場に立っているような感覚で、そのシャトル発射の瞬間を体験できる。
VRと360テクノロジーはどんどん人気を拡大しているが、ライブ360テクノロジーは全く新しい可能性で、最近登場したばかりのものだ。
この多くのポテンシャルにあふれたテクノロジーを知り、宇宙飛行に使うことで、NASA、ULA、Orbital ATKはロケット発射時のベースステーションを一般の人達へヴァーチャルプレイスとして公開することができる機会を得た。
シャトル発射の瞬間に立ち会うには一般的に最低でも発射台から何マイルも離れたところにいなければならないが、360ライブストリーミングではより近くで決定的瞬間に立ち会うことができる。
NASAミッションブリーフィング
NASAでは本日(現地時間4月17日)、ミッションのためのブリーフィングサービスが行われており、シャトル発射のオーバービューとオペレーションがミッションマネージャーにより説明されている。
ブリーフィングの様子も下記リンクのエージェンシーウェブサイトで配信されている。
https://www.nasa.gov/multimedia/nasatv/index.html#public
今回のミッションについて詳しいことが知りたいという方はこのブリーフィングをチェックすることもおすすめだ。
今回の貨物補給ミッションについて
元宇宙飛行士とオハイオ州のU.S.セネターにちなんで名づけられた、Cygnus スペースクラフトはUnited Launch Alliance Atlas Vロケットから切り離され、その後太陽電池デプロイメントが4月18日午後12時40分(日本時間 4月19日午前1時40分)から行われ、その後ミッションマネージャーのプレスカンファレンスがそのまま午後2時(日本時間 午前3時)から行われる。
NASAのCommercial Resupply Services契約において、Cygnusは3450キロ分のサイエンスリサーチ、クルーの補給品とハードウェアをラボの遠征隊 Expedition 50 と 51 のクルーメンバーの支援のために運ぶ。
新しい事件ではガン治療のための化学療法の有効性を上げるための抗体に関する調査や植物生理学と宇宙空間での食料生産などを調べるための最先端植物生育地の研究がされる。
また、CygnusはQB50プログラムの一環として世界中の大学生が制作したものを含む、38のCubeSatsをも運ぶ予定で、CubeSatsは今後数ヶ月を使ってスペースクラフトからまたはスペースステーションから配置される予定だ。
Cygnusがスペースステーションに到着した時には、Expedition 51のコマンダー、NASAのPeggy Whitson氏とESA (European Space Agency) のフライトエンジニア、Thomas Pesquet氏がCygnusが回収する。
Cygnusは7月までステーションで管理され、今度は反対に大量のごみを回収し、地球に再突入時の大気圏突入の際に燃やされる予定だ。
大気圏突入の前には宇宙空間での火の燃え方に関する実験も行われる。
参照元URL:https://www.nasa.gov/press-release/watch-world-s-first-live-360-degree-video-of-rocket-launch-april-18, https://www.nasa.gov/press-release/nasa-tv-to-air-orbital-atk-resupply-mission-launch-briefings
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