IMAX CorporationとWarner Bros. Home EntertainmentがWarner Bros. Picturesの映画をベースにしたIMAX VRセンター用プレミアムVRコンテンツを制作するために契約したことを発表した。
まず最初のコンテンツが2017年後半にリリースされる予定だ。
プレミアムVRコンテンツ
今回の契約では3つのプレミアムVRコンテンツがこれから公開される映画をベースにして制作される。
コンテンツはこれから3年間にかけて、1年につき1つのペースでリリースされていく。
まず映画「Justice League」のコンテンツが2017年後半に、来年には「Aquaman」のコンテンツが予定されている。
3つ目のコンテンツについてはまだ発表されていない。
まずIMAX VRセンターで公開されて、市販のヘッドセットやモバイルヘッドセットを含む他のVRプラットフォームにも対応していくそうだ。
IMAXのCEO、Richard L. Gelfond氏コメント。
「IMAXとWarner Bros.は以前から一緒に仕事をしてきましたが、スタジオ契約をし、オリジナルVRコンテンツをマルチプレックス向けにリリースするのは今回が初となります。
ハイエンドコンテンツ制作のため、「Justice League」と「Aquaman」からはDCコミックでも人気のキャラクターが登場します。
そして、このタイプのプレミアムコンテンツはオーディエンスに独立型のVRまたはマルチプレックスIMAX VRセンターのアピールするいい機会ともなります。」
Warner Bros. Worldwide Home Entertainment部門のプレジデント、Ron Sanders氏コメント。
「私たちはIMAXとパートナーになり、プレミアムVRコンテンツを制作/リリースすることを楽しみにしています。
近日公開が予定されている映画のコンテンツやキャラクターと経験豊富なハリウッドのフィルムメイカーがコラボレーションすることで、画期的なコンテンツをオーディエンスに、最先端のVRコンテンツを消費者に提供することができます。」
IMAX VRセンター
IMAX VRはロケーションベースのコンテンツセンターのためのVRコンテンツで、IMAX VRコンテンツはIMAXシアターが今まで提供してきたベストクラスの映画体験のような、プレミアムテクノロジーとワールドクラスのコンテンツを組み合わせた、ユーザーが新感覚で楽しめるものとなる。
画期的なVRヘッドセットテクノロジー、360°サウンド、ルームトラッキングを使うことで、プレイヤーは現実世界よりもリアルなバーチャル空間へトランスポートできる。
IMAXは今年の1月にロサンゼルスでフラグシップパイロットIMAX VRセンターをオープンしたばかりだ。
これから少なくともあと5か所のセンターがニューヨーク、カリフォルニア、イギリス、上海などで数か月中にオープンする。
IMAXはこのパイロットロケーションを全体的なカスタマーフィードバック、プライスモデル、コンテンツのタイプなどのモデルケースにする予定で、もしこのパイロットロケーションが成功すれば、このコンセプトを世界中のマルチプレックス、ショッピングセンターや観光地などのコマーシャルロケーションに展開していく予定だ。
センターはIMAX独自の新モジュールデザインで、ユーザーがバーチャル空間内で快適に動き回って遊べることを優先させて作られており、この空間のためのスペシャルコンテンツをシングルとマルチプレイヤーの両方で遊べる。
IMAX VR Fund
IMAXは2016年末に「IMAX VR Fund」も設立している。
VRの成長に活用できそうなハイクオリティVRコンテンツのサポートをするため、メディア、エンターテインメント、テクノロジーなどの分野から様々な人が集められた。
このファンドは今後3年間、ハリウッドスタジオとフィルムメイカーとも協力したプレミアム、イベントスタイルのコンテンツ制作をターゲットに約25のVRコンテンツ制作のフィナンシャルサポートとして使われる予定だ。
投資者はIMAX、IMAX China、Acer、Creative Artists Agency(CAA)、China Media Capital、The Raine Group、Studio City、WPPなどが含まれる。
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