海外メディアUploadVRは、2017年3月26日の記事において、ディズニーCEOのVRに関する発言を紹介した。
同メディアは、2017年3月23日、海外メディアLATimesがディズニーCEOのBob Iger氏に対して行ったインタビューを掲載した記事のうち、VRに言及した発言を抜粋して紹介した。
近年ディズニーは同社伝統のアニメ事業に加えて、マーベル映画を製作するマーベル・スタジオ、さらには「スター・ウォーズ」シリーズの著作権を有していたルーカス・フィルムを買収し、コンテンツ事業に積極的に投資している。また、買収したコンテンツは、非常にVRと親和性が高いようにも思われる。
しかし、インタビューにおいて今後のテーマパーク事業の展望を尋ねられた時、同CEOは以下のように発言した。
私たちがテーマパークでつくるものは、VRではなく本物の経験です。
カーズ・ランドを訪れた時、私たちが本当にクルマのラジエーターやスプリングを作り込んでいるからこそ、みなさんはカーズの世界が本物だと感じるのです。
そして、わたしたちは細部だけではなくそのサイズにまでこだわって作り込んでいるのです。
以上の発言から、少なくともテーマパーク事業に関しては、同社はVRではなくリアルに徹底的にこだわる姿勢を貫くようだ。
しかし、インタビューをうける数日前には同社の研究所において、同社CEOはVRヘッドセットを装着してライトセーバーを振り回してストームトルーパーを戦うことを試していたことも、インタビュー記事は伝えている。
このことから、コンテンツ事業に関しては、同社は多いにVRに関心を寄せていることが伺える。
もっとも、ARに関しては同CEOはとくに何も発言していない。逆に言えば、ARが同社のテーマパークに登場する可能性は否定されていない。もしかしたら、シンデレラ城に何かがAR表示される日が来るのかも知れない。
ディズニーCEOのVRに関する発言を紹介したUploadVRの記事
https://uploadvr.com/disney-ceo-choosing-ar-over-vr-legendary-theme-park/
上記記事のソースとなったLAtimesの記事
http://www.latimes.com/business/technology/la-fi-tn-disney-augmented-reality-20170323-story.html

ディズニーインフィニティ 3.0 スター・ウォーズ/共和国の終焉 スターター・パック - PS4
Copyright ©2017 VR Inside All Rights Reserved.