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Leap Motionのモバイルハンドトラッキング技術を紹介する新しいデモ映像が公開


ハンドトラッキング搭載のモバイルVRヘッドセットを体験


UploadVRがLeap Motionのハンドトラッキング技術を使用したモバイルVRヘッドセットのデモ映像を公開した。3月2日にUploadVRが公開した動画では体験者の様子しか見ることができなかったが、この映像では体験者の手とVR空間に表示された手が同時に動いている様子が確認できる。


動画では正確で細かなトラッキングが行われているように見える。「モバイル・ワールド・コングレス2017で体験したときにはこの映像ほど滑らかには動作しなかった」というが、一方で「動画で示されていることは全て実行できた」らしい。


実際の使用感が気になるが、ハンドトラッキング技術の第一人者と言えるLeap Motionの技術が使われているのでトレイラー詐欺ということもなさそうだ。


モバイルハンドトラッキングのデモ映像



この動画は、QualcommのモバイルVRヘッドセットに組み込まれたセンサーを使用してハンドトラッキングでVRを操作している様子を撮影したデモだ。


それぞれの指の動きがしっかりとトラッキングされているのが分かる。親指と人差し指で「つまむ」動作によってブロックの大きさを設定して出現させたり、ブロックを持ち上げたり、またデコピンのようにして転がしたりしている。どのように手を認識しているのかは不明だが、指先だけでなく手のひらで触れるような動作も可能らしい。


動画に登場するVRコンテンツの外見は変わっているが、内容そのものは2月にLeap Motionが公開したハンドトラッキングソフトウェア『Orion』とほぼ同じのようだ。今回の映像では、実際の手の動きとVR空間での手の動きが同時に見られるのがポイントだろう。



技術の採用



PC用に登場したLeap Motionは革命的だったが、小型の外部センサーを必要としていた。今回の動画で見られるモバイルVRヘッドセットの場合には、ヘッドセットにセンサーが内蔵されているので特別なデバイスは不要だ。


従来のLeap Motionセンサーは、登場時に80ドルだった。国内では現在も1万円程度で販売されている。Leap Motionによれば、VRでのハンドトラッキングに使われるセンサーも比較的安価になっているという。


どの程度を持って安価としているのかは不明だが、価格の安さはこのセンサーを採用したヘッドセットの登場を後押しするだろう。Qualcommのこの技術を採用した初めてのヘッドセットは、今年2017年の後半にも登場するという。ただし、そのヘッドセットがハンドトラッキングをサポートするかどうかはまだ明らかになっていない。


センサーの価格が抑えられれば、将来の拡張を見込んで搭載しておくという選択もあり得るかもしれない。


センサー内蔵(ハンドトラッキングには非対応)として一旦発売されたヘッドセットに、ファームウェアアップデートによってハンドトラッキング機能が追加されることも考えられる。このような手法はヘッドセットを開発するメーカーにとっての負担を軽減できるため、これもセンサー採用の後押しに繋がりそうだ。


ヘッドセット側がハンドトラッキングに対応していれば、サードパーティのデベロッパーにとってもコンテンツ開発の幅が広がることになる。必ずしもハンドトラッキングによる操作に対応したアプリを作る必要はないため、デベロッパーへの負担も無い。ここでも「やろうと思えばできる」というオプションの選択肢を提供することになる。


コンテンツのデベロッパーがそれを望むなら、複数の操作方法に対応することもできる。特にモバイルVRにおいては複数のプラットフォームに対応するアプリも多い。


ハンドトラッキング対応のヘッドセットではハンドトラッキングで、他のヘッドセットでもBluetoothコントローラーで操作できる、といった形でリリースされる作品も出てきそうだ。そういったタイトルでは、ユーザにも選択肢が与えられることになる。


「このタイトルで遊ぶには、ハンドトラッキングに対応した専用のセンサーを購入してください」となると普及しにくくなってしまうが、「使うこともできる」という姿勢ならば徐々に浸透していくのではないだろうか。


 


Leap Motionはハンドトラッキング技術でモバイルVRの分野においても活躍する企業となるかもしれない。


FacebookはOculus Labで手袋型のコントローラーを使ったハンドトラッキングを研究しているようだが、画像を見る限りではかなり大掛かりな装置が必要になるようだ。ハンドトラッキング技術に関する先駆者として、Leap Motionが開発するセンサーによるトラッキングには期待できる。


もちろん、手袋型のコントローラーにも利点はある。手に密着しているので手袋型の方が精度は高いと考えられる。しかし、気軽に使いたいモバイルVRヘッドセットには「素手でVRに触れる」というLeap Motionの技術の方が適していると言えるだろう。


 


参照元サイト名:UploadVR

URL:https://uploadvr.com/leap-motion-showcases-mobile-hand-tracking-new-video/


参照元サイト名:Leap Motion

URL:https://www.leapmotion.com/


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