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ソニー、SXSW2017において「Gold Rush VR」ほかVRテクノロジー作品を展示


ソニー・ジャパンは、2017年3月12日からSXSW2017において、VRテクノロジー作品を展示している。


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同社は、2017年3月12日から14日まで、アメリカ・テキサス州のオースティンで開催中の世界規模のコンテンツ・フェスティバル「SXSW2017」にVRテクノロジーを使った複数のコンテンツを展示していた。以下では、同イベントの同社ブース「The WOW Factory」で展示していたコンテンツを紹介する。


Gold Rush VR


VRコンテンツ「Gold Rush VR」は、簡単に言えばソニーが開発したロケーション・ベースVRコンテンツである。


同コンテンツは、PSVRではなくVIVEを使っており、最大4人まで参加できるプレイヤーはバックサック型のVR Ready PCを背負い、トラム(トロッコ)に乗って3つのゲームアリアを移動する(以下の動画を参照)。



動画で開発者が発言しているように、ソニーが同コンテンツを開発した目的は、同社が所有している映画やアニメといったコンテンツを、VRテクノロジーで再発明してユーザーにコンテンツの世界に没入する体験を提供することである。


なお、PSVRではなくVIVEを使っている理由は、ルームスケールなトラッキングを実現できるのがPSVRではなくVIVEだから、とのこと。


バイオハザード ザ・ファイナル


「バイオハザード ザ・ファイナル」は、ゲーム「バイオハザード」をハプティック・ベストとガンを装備して、ゾンビと戦うコンテンツである。同コンテンツでは、PSVRをはじめとしたVRヘッドセットは着用しないようだ。



同コンテンツで注目すべき点は、ソニーが独自にはハプティック・ベストを開発していることだ。VRアクションゲームとハプティック・スーツの相性は非常に良いので、もしかしたらPSVR対応アクションゲームとソニー純正ハプティック・スーツがセットで販売されることもないとは言えないだろう。


Superception


「Superception」は、モバイル型VRヘッドセットを使ったコンテンツである。同コンテンツは、技術的な革新性というよりは、VRテクノロジーを使う際の着想・アイデアの可能性を重視したものとなっている。


同コンテンツでは、VRヘッドセットを装着するとプレイヤー自身を含めた4人の視覚情報が表示される。この複数の視覚情報をもとにして、鬼ごっこをするのだ。こうした鬼ごっこは未だかつて体験したヒトはいないだろう。



ちなみに、同コンテンツのタイトルは「super」+ 「perception」(知覚)を複合して作った造語である。同コンテンツは、VRテクノロジーによる「知覚の拡張」をテーマにしているのだ。


以上のようなソニーが展示しているVRコンテンツの傾向をあえてまとめるとするならば、同社の開発技術が「映像から(VR)体験へ」シフトしている、とでも言えようか。


ソニーは、間違いなく20世紀における映像技術をリードしてきた企業である。そんな同社が、シャープのように映像をさらに高精細にする経営方針を実行した結果、暗礁に乗り上げてしまったのを尻目にして、PSVRのリリースに代表されるように(バーチャル)体験を強化する方向に舵を切ったことは、21世紀は「映像の世紀」ではなく「(VR)体験の世紀」になる予兆と理解すべきなのであろうか。同社の動向からは、今後とも目を離せない。


ソニー・ジャパンのVRコンテンツ「Gold Rush VR」を紹介したUploadVRの記事

https://uploadvr.com/sony-music-is-using-vive-to-make-multiplayer-vr-experiences/


The WOW Factory公式サイト

http://www.sony.co.jp/brand/stories/ja/project/sxsw/


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