10億ダウンロードを記録している人気無料音楽検索アプリ「Shazam」が、新しくARプラットフォーム「Shazam AR」をリリースすることを発表した。
コードをスマホでスキャンすることでプロダクトに関する3Dアニメーション、360°動画や、ミニゲームなどのARコンテンツにアクセスできる。
他にもプロダクトのビジュアライゼーションなどの情報も見れるようになる予定だ。
Sharzamアプリ
Shazamは2000年に最初にリリースされたモバイルアプリで、バックグラウンドで流れている歌や曲を認識し、その音楽に関する情報をユーザーに教えてくれる。
現在190か国以上で使われており、ユーザーは1日にShazamを2000万回以上も使っている人気アプリだ。
最近ではダウンロードが10億を超えたことが発表されている。
2015年には新バーチャル認識機能を追加し、オーディオだけではなく、マガジンやポスター、プロダクトなどもスキャンできるようになった。
マガジンやパッケージされたプロダクトなどのイメージをスマートフォンをかざし、スキャンすることで、情報を見れるのはもちろん、購入ページにアクセスできたり、SNSを使ってそのイメージをシェアしたり、クーポンなどのスペシャルオファーが受け取れたりする。
「Shazam」Google Play Store ダウンロードリンク
Shazamは様々なブランドとアーティストとパートナーになり、ユーザーとのブランドとアーティストの間をつなげてきた。
そのShazamが今度はアプリの新分野参入となる新ARプラットフォームを発表した。
Shazam AR
Shazamのこの新ARプラットフォームではShazamコードと呼ばれるものをスキャンすることで、マーケティングマテリアルを、プロダクト、パッケージング、POS、アドバタイジング、イベントなどいった様々な形で命を吹き込むことができる。
Shazam コードははユーザーがコンテンツを解除するために使うイメージで、スマートフォンでこのコードをスキャンすることで3Dアニメーション、プロダクトビジュアライゼーション、ミニゲームや360°動画などのARコンテンツをスマホで体験できる。
Shazam CEOのRich Rilly氏は、
「2015年にバーチャルイメージ認識機能をリリースしたのは私たちにとってとても大きな挑戦となりました。
近年ARは急激な成長を遂げています。そこで、今回もまたARに挑戦するのはとても自然な流れでした。」
と発言している。
Beam Suntoryコレボレーション
ShazamはJim Beamバーボンなどで世界的に有名なアルコールブランド、Beam Suntoryとパートナーになり、ARプラットフォームリリース時にはShazam Sauza®やHornitos® Tequilaを購入できるコンテンツを提供する予定だ。
4月からはBeam Suntoryのブランドのメモリーゲームが遊べるコンテンツも配信予定されている。
Beam Suntoryのコマーシャルマーケティングシニアディレクター、Michelle Cater氏はこうコメントしている。
「150年以上テキーラを作ってきた歴史の中で、いつも新しいやり方でカスタマーの皆様にアプローチする方法を探してきました。
この最新テクノロジーは誰もがアクセスできるプラットフォームです。
このパートナーシップのおかげで、それがプロダクトのマーケティングの新しい突破口となってくれると思います。」
摩擦のないARプラットフォームを目指して
Shazam CRO、Greg Glenday氏は、「ARアドバタイジングに欠けているものは摩擦を少なくARコンテンツを届けること」だと述べており、Shazamはユーザーが巨大なインストールベースで、すでにユーザーがSharzamのアプリを使うことに慣れているという環境を作りだすことにより、この問題を解決したとしている。
さらに、ShazamはARモバイルデバイスのワールドリーダーであるZapperとパートナーとなり、このスムーズなコードスキャンニングテクノロジーとショートフォームモバイル体験を開発している。
Sharzam ARはiOS (Shazam v10.5)とAndroid (Shazam v7.5)デバイス対応でリリースされる予定だ。
詳しいリリース日などはまだ明らかになっていない。
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