海外メディアUploadVRは、2017年2月11日の記事において、Magic Leapの研究用デバイスの流出画像を掲載した。
同メディアは、2017年2月10日、海外メディアBusiness Insiderが掲載したMagic Leapの研究用に使われているとされるデバイスの流出画像を転載した。その流出画像とは以下である。
匿名の人物から流出した同画像を見る限りでは、ゴーグル状の部分とバックサックに取り付けられた無数の部品を確認できる。最終完成品にはほど遠いのは明白ではあるが、それにしても少々大き過ぎな印象を受ける。
画像が流出するに及んで、徹底した秘密主義で知られるMagic LeapのCEOのRony Abovitzは同画像に関してツイートした。
Hi everyone –the photo you are all excited about is NOT what you think it is.
—Rony Abovitz (@rabovitz) 2017年2月12日
The photo shows an @magicleap R&D test rig where we collect room/space data for our machine vision/machine learning work.
—Rony Abovitz (@rabovitz) 2017年2月12日
以上のふたつのツイートを訳すと、以下のようになる。
やあ、みんな。みんなが興奮している例の流出画像だけど、それはみんなが考えているようなものじゃない。
あの画像は、マシーン・ビジョンと機械学習機能のために屋内および空間的なデータを収集するMagic Leapの研究開発用テスト装置なんだ。
以上のツイートからわかることは、流出画像はプロトタイプよりさらに前段階の研究開発用に使われた装置、ということくらいであろう。
ツイートで使われている単語で多少気になるものを挙げるならば、機械学習(machine learning)であろうか。この単語は通常AIの学習機能の一種として使われる。Magic Leapにも、何らかのAI機能が実装されるのであろうか。
Magic Leapは現在までにGoogle、JPモルガン、中国アリババといった大企業から合計14億ドル(1,600億円)の出資を集めている期待のデバイスである。しかしながら、一説によると部品の小型化に難航していると言われており、製品版のリリースまではまだ待ちそうである。今回の流出画像は、まだ小型化に目処がたっていないことを証明したと言えるかも知れない。
莫大な出資金を集めるきっかけとなった以下のデモ動画のような体験ができる日は、当分先の未来のようだ。
Magic Leapの研究用デバイスの流出画像を掲載したUploadVRの記事
http://uploadvr.com/magic-leap-not-ar-prototype/
上記記事のソース元となっているBusiness Insiderの記事
http://www.businessinsider.com/magic-leap-photo-leak-prototype-2017-2
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