2017年1月31日、OpenVR SDKがv1.0.6にアップデートされ、Mac OSXに対応するようになった。
OculusRiftおよびVIVEコンテンツをSteamに配信する時に利用する開発環境OpenVR SDKが、2017年1月31日に発表されたアップデートにより、Mac OSXとDirectX 12に対応することが発表された。
以上のアップデートは、OpenVR開発チームからも「ドライバーインターフェースに重要な変更を含む」とツイートされた。
OpenVR SDK 1.0.6 released: https://t.co/iRV3pdu4VI
Includes significant changes to the driver interface. Highly recommended for driver devs
—OpenVR (@OpenVR) 2017年1月31日
今回のアップデートにより、Steamで配信されるOculus RiftおよびVIVEコンテンツをMacでプレイできる可能性が生まれた。
ただし、OpenVRのリリースノートには、以下のような注意書きがある。
DirectX 12とOSX IOSurfaceに対するイニシャル・サポートを追加。
利用時のリスクは、各自で対応のこと。将来的な互換性は保証されていない。
以上の注意書きが意味することは、今後Mac OSXがアップデートされることによって、OpenVRのサポートが無効になることもある、ということであろうか。
ちなみにアップルのCEOであるTim Cookは一貫してARを高く評価し、VR市場に参入することには消極的だ。
今回のアップデートで、Macユーザーにもハイエンド型VRヘッドセットを楽しむ門戸が開かれることに期待したい。
OpenVRv1.0.6リリースノートページ
https://github.com/ValveSoftware/openvr/releases/tag/v1.0.6
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