海外メディアVRFocusは、2017年1月27日の記事において、スミソニアン博物館のVRミュージアムを紹介した。
アメリカ観光で訪れる定番スポットともなっているスミソニアン博物館は、このほどリアルに訪問しなくても同博物館の所蔵品を鑑賞できるVRミュージアムを開発した。
開発に関わった企業はIntelを筆頭に、マーベル映画の視覚効果を担当した実績のあるFramestore、そして写真を使ってリアルなVRキャラクターを制作する技術を開発したスタートアップ8i、と新旧のIT企業が一同に会した豪華な陣容となっている。
担当業務もそれぞれの企業の強みが生かされていて、Intelが所有しているLIDARスキャン(レーザースキャンの一種)で所蔵品をスキャンし、FramestoreがUnityを使ってバーチャルな展示室を造形し、8iがVRミュージアムに出演する人物のVRキャラクターを作っている。
同VRミュージアムでは、スミソニアン博物館を代表する3つの所蔵品を鑑賞することができ、それらは以下の通り。
- 1891に制作されたブロンズ像「Adams Memorial」
- 1865年に描かれたオーロラを題材にした油彩画「Aurora Borealis」
- 2013年に制作されたビデオアート「 Face in the Crowd」(作者のAlex PragerがVRキャラクターとして出演)
現時点では3点しか鑑賞できないが、同VRミュージアムが今後拡張するであろうことは想像に難くない。
スミソニアン博物館がIntelらとコラボして開発したVRミュージアムを紹介したVRFocusの記事
https://www.vrfocus.com/2017/01/step-inside-a-vr-recreation-of-the-smithsonian-american-art-museum-by-framestore-and-intel/
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