VIVEには広いルームスケールでトラッキングすることで部屋の中を歩き回ったり、飛び回ったりできるトラッキングの精度の高さが特徴です。
今回はそんなVIVEだからできた、単純にVRに対応しただけではないルームスケールを存分に使って体感するおススメvゲームを5作品紹介したいと思います。
Job Simulator
ジョブシミュレーターは名前の通り6種類の仕事を体験できるミニゲーム集となっています。
舞台はオフィスの中や飲食店の厨房など、一つのルームスケールにきれいに収まるような工夫がなされていて、自然と没入出来ます。
また、部屋の中には実際のゲームのタスクには関係のないオブジェクトも多くあり、それらの多くに触って動かしたり投げたりできるインタラクションがあります。
その自由度の高さからその場に自分がいるという実在感も与えてくれるゲームでユーザーからの評判も良く、11万本以上の売り上げを記録しています。
The Cubicle.
本作は無料でダウンロードができるインタラクティブな体験を楽しめるホラーコンテンツです。
本作はホラーゲームとも違い、何か目的があって進むわけはなく、体験する映画という印象が強い作品となっています。
物語の主人公となり不思議な体験を味わうことができ、それがすべてルームスケールの中に納まっているのでテレポート移動などで没入感を損なうことがありませんでした。
無料ということもあり、ストア評価も高く、ダウンロード数も10万本以上と好調です。
Audioshield
本作はグローブに見立てた両手のコントローラーをボクシングのように前に突き出すことで音符を消すことができる音楽ゲームです。
従来の音楽ゲームにはなかった体を動かす体感性をダイレクトに感じながら音楽にノリ、プレイすることができるのはルームスケールでトラッキングを行うVIVEでしか実現できなかった音楽ゲームだと感じました。
8万本セールスを飛ばしており、上の二つほどではありませんが、成功しているコンテンツだといえます。
VR: Vacate the Room
VR空間の部屋の中からアイテムを駆使して脱出することが目的の脱出ゲームです。
ルームスケールを存分に生かしたゲーム性でバーチャル空間の部屋の中を隅から隅まで探索することができ、脱出できた時の達成感も大きいです。
ステージが一つしかなく、ボリュームが少ないのでストア内での評価はあまりよくないのですが、ゲームのアイディア自体はルームスケールを存分に発揮している作品だと思います。
Counter Fight
ジョブシミュレーター系のシミュレーションゲームでラーメン屋の店主になりお客さんのオーダーをこなすことが目的のゲームです。
最初に紹介したジョブシミュレーターと大きく違うのはゲームオーバーがあり、時間制限の中でオーダーをこなしていかなければいけません。
手を使った精密な作業をスピーディーにこなしていかなくてはいけない本作は精密なトラッキングを可能にするVIVEならではですね。
発売からまだ日が浅く、ユーザーの評価は少ないですが、徐々に売り上げを伸ばしているようです。
総評
いかがでしたでしょうか、今回はVIVEならではのルームスケールを活かしたVRゲームを紹介しました。
VIVEの強みはルームスケールを利用したトラッキングでズレが少なく、広い場所を立ちながら体感ゲームなどで遊べる点にあると思います。
今は様々なVRデバイスが登場し、開発者がそれぞれのメリットデメリットを理解しないまま手探りでゲームを出しているような印象を受けます。
今後、今回紹介したような利点を活かしたコンテンツが多く登場することで、デバイス事でコンテンツにも色が出てくるでしょう。
それによりユーザーもニーズによってデバイスが選びやすくなるのではないでしょうか。
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