海外メディアThe Vergeは、2016年11月21日の記事において、Windows Holographic Shellの動作環境を報じた。
同メディアによれば、2016年11月17日にリリースされたWindows 10の最新buildバージョンに含まれているアプリから、Windows Holographic Shellの動作環境が判明した。
Windows Holographic Shellとは、今年の8月にMicrosoftが発表したWindows PCでMR(Mixed Reality)を体験できる機能であり、同機能に対応したVRヘッドセットを装着すれば、リアルな世界のなかにバーチャルオブジェクトがホログラフィックに表示される(詳しくは下の動画を参照)。
2016年11月17日にリリースされたwindows 10の最新buildバージョン(バージョン番号14971)のなかには、同機能がPCで動作するかどうか判定するアプリ「Windows Holographic First Run」が含まれており、同アプリを起動すると動作環境が表示される。
その表示によると、同機能の動作環境は以下の通りだ(下の図も参照)
- 4GBのRAM
- USB3.0のポートをサポートしていること
- DirectX 12をサポートしていること
- CPUが4コアあること
Windows Holographic Shellが発表された時、同機能は「幅広い範囲の6度の自由度があるVRヘッドセットをサポートする」(6度の自由度とは、xyz軸それぞれで位置と傾きを制御できるという意味)と説明されているため、同機能に対応する可能性のあるVRヘッドセットはOculusRiftとVIVEはもちろんのこと、リリースすることが発表されたMicrosoft製VRヘッドセットも含まれる。
もっとも、Windows Holographic First RunはWindows 10 PCのスペックのみをチェックし、PCに接続されたデバイスを検知していないので、同機能の動作環境がVRヘッドセットによって変わる余地はある。
Windows Holographic ShellとMicrosoft製VRヘッドセットに関する詳細は、来月Microsoftが開催するイベントで明らかになるだろう。
Windows 10 build 14971をリリースしたことを告知したWindows 10公式ブログ
https://blogs.windows.com/windowsexperience/2016/11/17/announcing-windows-10-insider-preview-build-14971-for-pc/#fkGrEzgY0uG5i6FO.97
参照元URL:http://www.theverge.com/2016/11/21/13697268/microsoft-windows-10-vr-headsets-minimum-specs
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