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HTC Vive向けにアプリケーションを開発する



※本記事はVOYAGEGROUP VR室ブログの中からVRに関連する技術記事を寄稿いただいております。


みなさん初めまして。


VOYAGE GROUP VR室、エンジニアの @DayBySay です。


私は現在VR室で、VR関連の技術調査とコンテンツ開発に携わっています。


このブログでは、調査内容や実際に利用した技術、開発方法についてをまとめて発信できていければと思っています。


VRコンテンツ開発(というか3Dコンテンツ開発自体)初学者のためで色々と突っ込みどころがあると思いますので、ガンガン突っ込んで頂ければ幸いです。


目次



開発環境


さて、VR室でのコンテンツ開発ですが、環境では現在下記を利用して行っております。



今回はこの環境を前提として、HTC Vive向けのコンテンツ開発についてお話します。


※ HTC Viveのセットアップは公式のインストールガイドをご参照ください


Viveを利用したアプリケーション開発”>HTC Viveを利用したアプリケーション開発


大きく分けて次の2つを行うことを想定しています。



  1. HTC Viveの機能を利用したアプリをUnityで実装する

  2. Windowsで動くアプリをUnityでビルドする


Viveの機能を利用したアプリをUnityで実装する”>HTC Viveの機能を利用したアプリをUnityで実装する


HTC Viveの機能を利用するには、Valve Softwareが公開しているOpenVRAPIを使うことで可能になります。


Unity向けには、SteamVRのプラグインがAssetStoreで公開されているので、こちらを使いましょう。


Unityでプロジェクトを作る


とりあえずプロジェクトを作成します。名前は適当につけましょう。


f:id:DayBySay:20160914000606p:plain


まずはフィールドを作ります。


オブジェクトも適当においてみます。


f:id:DayBySay:20160914000748p:plain


SteamVRをインポートする


今回のアプリケーション開発で一番重要なポイントがここです。


先ほども紹介しましたが、Valve Softwareの公開しているSteamVRのプラグイン をインポートします。


f:id:DayBySay:20160914001225p:plain


今回は全てのアセットをインポートします。


f:id:DayBySay:20160914001321p:plain


インポート完了後、推奨設定への設定更新をしてよいか聞いてきます。特にこだわりがなければ Accept All を押してすべて許可しましょう。


f:id:DayBySay:20160914001404p:plain


これでSteamVRプラグインを利用する準備が整いました。


シーンにカメラとコントローラを設置する


それでは実際にプラグインを利用したアプリを構築していきましょう。


最初にやるべきは、このシーンの中にHMD用のカメラとコントローラに対応したオブジェクトを設置することです。


Assets ->SteamVR ->Prefabs ->[CameraRig] を選択し、シーン内にドラッグアンドドロップします。


f:id:DayBySay:20160914002430p:plain


なんと、これだけでHTC ViveHMDとコントローラに対応できるようになりました!


再生してみる


この状態で実際に再生ボタンを押してみましょう。


gif


シーンの中に入ってます!感動!


Windows向けのアプリとしてビルドする


ビルド設定を確認


VRアプリを出力するための設定を確認します。


SteamVRのプラグインをインポートしたときに、推奨設定にしてあれば基本的には問題ないです。


File ->Build Settings のPC向けビルドを選択します。


下記画像のハイライト部分の設定が画像と同じになっていることを確認します。


f:id:DayBySay:20160927210459p:plain


PlayerSettings を選択します。


こちらもハイライト部分の設定を確認します。


f:id:DayBySay:20160927210500p:plain


f:id:DayBySay:20160927210502p:plain


f:id:DayBySay:20160927210503p:plain


出力する


設定が確認できればOKです。ビルドしましょう。


f:id:DayBySay:20160927211809p:plain


名前と保存場所を決め・・


f:id:DayBySay:20160927211808p:plain


アイコンが作られていることが確認できれば完了です。


遊んでみる


.exeをクリックすることでアプリの起動が可能です。


その際、先にSteamVRを起動しておいてください。


f:id:DayBySay:20160927211318p:plain


これで簡単にアプリが起動可能になりました。


まとめ



  • 開発には SteamVR のプラグインを利用する

  • Viveアプリ向けの設定を行う

  • 出力して遊べる!


以上、非常に簡単な内容ですがアプリの開発からビルドしてプレイするところまで一通りまとめてみました。


次回はコントローラを用いたインタラクションの実装などをしてみようかなと思います。



※元記事:http://vr-lab.voyagegroup.com/entry/2016/09/28/120925


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