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Jaguar、同社初の電気自動車をVRコンテンツを使って発表


海外メディアVRScoutは、2016年11月14日の記事において、Jaguar初の電気自動車の発表会でVRコンテンツが使われたことを報じた。


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同メディアによれば、2016年11月13日、アメリカ・ロサンゼルスのMilk Studiosで行われた自動車メーカーJaguarの新車発表会で、同社はVRコンテンツを使ってプレゼンした。


このほど同社が発表した自動車「I-PACE」は、競合車をTesla Model Xに据えた同社初の電気自動車であり、同自動車の革新性をメディア関係者に印象づけるため、新車発表会にVRコンテンツが用いられた。


新車発表会に招待された同メディアスタッフによると、招待客はいくつかの丸テーブルが配置された会場に通されると、用意された席に案内され、その席上にはHTC社のVIVEが置かれていた。


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会場スタッフに促されるままにVRヘッドセットを装着すると、暗いバーチャル会場のなか、丸テーブルを囲んでいる光るVRヘッドセットが浮かび上がってきた。


しばらくすると、バーチャル会場のまえの方にホログラフィックに表示されたイベント司会者が現れ、実はこのバーチャル会場はアメリカ会場とヨーロッパ会場をひとつにしていると説明した。


その説明が終わるや否や、アメリカ会場にいた同メディアスタッフの回りに、多数の丸テーブルが現れ光るVRヘッドセットが増えたのだった。


もうお分かりとは思われるが、この光るVRヘッドセットこそ、北米およびヨーロッパ各所から招待されたメディア関係者たちなのだ。


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その後、司会者の隣にJaguarのプロダクト・デザイナーであるIan Callumが現れ、3Dオブジェクトとして表示されたI-PACEを操作しながら、その仕様について説明した。


説明が一段落すると、突然、バーチャル会場の床が消失して、招待客の眼下には北米大陸を上空から見たイメージと、I-PACEが現れた。


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I-PACEが走行するイメージが現れた後、バーチャル会場は再び暗転し、今度は招待客たちの眼前に徐々に同車の社内が浮かび上がって来た。


「徐々に」と表現したのは、はじめにハンドル、次にダッシュボード、というように車内のパーツが段階的に現れて、最後に全てを間近にできるということを意味している。


車内が全て現れると、今度は車外が描写され、描写が終わるとベネチアの海岸が広がったのだった。


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バーチャルなI-PACEの姿を一通り楽しんだ後は、バーチャルなイベントプレゼンターが、ちょうどリアルな新車発表会と同じように、招待客との質疑応答を行った。


最大のサプライズは、イベントの最後に起こった。


質疑応答が終わり、招待客がVRヘッドセットを外すと、リアルなイベント会場のステージにリアルなI-PACEが展示されていたのだ!


招待客たちは、リアルなI-PACEを初めて見て、拍手喝采を浴びせたのだった。


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以上のイベントの制作には、HTC、Dell、そしてイギリスのイベント制作会社であるImaginaitonが関わっているのだが、イベント当日には会場に130人ものスタッフが配置されていた。


というのも、同イベントで使ったVIVEの台数は、これまで開催されたイベントのなかでは前例がないほど多かったからだ。


VRコンテンツを使ったプレゼンテーションは、リアルな空間では難しい演出が可能となるので、今後も試みられるのではなかろうか。


なお、同イベントで使われたVRコンテンツは、以下に示すViveportのウェブページからダウンロードできるので、ぜひ「リアルに」体験することをお勧めする。


Jaguar初の電気自動車「I-PACE」発表会に使われたVRコンテンツ「Jaguar I-PACE Concept VR」ダウンロードページ

https://www.viveport.com/apps/ba299421-d9b5-4f21-9ffe-76c780edf031


参照元URL:http://vrscout.com/news/jaguar-ipace-car-launch-htc-vive/


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