2024年1月16日(米国時間)、Appleは同社が開発した空間コンピューティングに対応した最新デバイスApple Vision Proの対応コンテンツに関する発表を行いました。
Apple TVアプリと「いくつかのストリーミングアプリ」のアカウントを通じてレンタル・購入している3D映画を追加費用なしでVision Proでも楽しめるとのことです。
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150以上の3D映画が視聴可能
Appleは、Vision Proの主な用途の一つとして、映画やテレビ番組を、実際の部屋や完全な仮想環境に巨大なバーチャルスクリーンを登場させて観賞することを挙げています。
Vision Proには高解像度のディスプレイと空間オーディオが搭載されており、映画や音楽、ゲームなど、さまざまなエンターテインメントを高い没入感で体験できます。
そして、Apple TVアプリやDisney+をはじめとするストリーミングサービスから、
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
DUNE/デューン 砂の惑星
ゴジラvsコング
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
スパイダーマン:スパイダーバース
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
トランスフォーマー/ビースト覚醒
をはじめとする150本以上の3D映画をレンタル・購入することが可能です。
また、Apple独自のコンテンツとして、アリシア・キーズのリハーサルを体験できるコンテンツや、恐竜の世界を探検できるコンテンツなども用意されています。
家庭用3D映画の復活のカギになるか
この3D映画を視聴できるというのは、業界にとって大きな意味を持つと言われています。
というのも、一部の映画館はまだ3D映画を上映していますが、テレビメーカーは2016年頃に3D映画へ対応した機種の販売を停止しているからです。
テレビで3D映画を見る場合には専用グラスを装着する必要がありましたが、このとき視界が大幅に暗くなったり、ゴーストやちらつきが生じるといった課題がありました。
その点で言えば、ヘッドマウント型のデバイスで3D映画視聴用の環境を作り出すのはこれらの課題を一挙に解決できるといえます。
そのため、Vision Proによって家庭用3D映画が復活していくのではないかと期待されているようです。
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映画をじっと見るには重すぎるという指摘も
とはいえ、Vision Proにも克服しなければならない課題が残っています。
例えば、快適性の問題です。
Vision Proは約500グラムの重量があり、長時間の使用では負担になる可能性があります。
Bigscreen Beyondなど最近のVRデバイスではPC接続に回帰して映像出力のみに機能を限定することで、重量や大きさの問題を解決しています。
しかし、Vision Proはコンピューティングハードウェアや広範なセンサーアレイを搭載するため、どうしても重量が大きくならざるを得ません。
そのため、Vision Proの次期モデルではこの重量の軽減が最優先課題とされています。
まとめ
Apple Vision Proで150以上の3D映画を視聴することができることが明らかになりました。
対応するストリーミングアプリで3D映画を購入・レンタルしていたり、サブスクリプションアカウントを持っていれば、追加料金なしで視聴することができます。
Appleが新しい製品を初めてリリースする時は何かしら難点があるのが常ですが、Vision Proも例に漏れず重すぎて快適に長時間使いづらいという点が課題です。
この重量問題が次世代機の最優先課題とされているようですが、快適な装着感と高い性能を両立できれば、3Dコンテンツのさらなる普及につながることが期待されます。
参考:Apple Vision Pro Will Have Access To Over 150 3D Movies At Launch[Upload VR]
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