クラスター株式会社は、同社が運営するメタバースプラットフォーム「cluster」上に、徳島県および株式会社えんがわと協力し、同県ならではの地元の製品を紹介する「徳島県 藍・LED特設展示」をオープンすることを発表しました。
ここではリアルとVRの相乗効果で、情報発信の強化が図られていきます。
「徳島県 藍・LED特設展示」とは?
「徳島県 藍・LED特設展示」はスラスター社のメタバースプラットフォーム「cluster」上に開設されたバーチャル展示場で、徳島県が未来技術の実験場としてリアルとバーチャルの相乗効果による情報発信強化を図る目的でえんがわ社と協力して運営しています。
徳島県には、青色LEDを生んだ世界的なLEDメーカーを筆頭に、高品質なLED製品を供給する企業が多数存在しています。
また、古くから品質の良さで全国的に阿波藍として名が知られている伝統的な藍産業が盛んで、近年では新たな藍の利用を試みる企業が現れるなど、徳島県ならではの産業として成長が期待されています。
これらの徳島県発のLED製品や藍製品をリアルで展示しているのが、東京都新宿区にある、新宿パークタワーにある住まいとインテリアの情報センター「リビングデザインセンターOZONE」内に設置されている「blue²@Tokushima LED∝藍」となっています。
この「blue2@Tokushimaショールーム」に展示されている藍やLED製品の一部が「徳島県 藍・LED特設展示」に3Dモデルとして展示されており、2023年9月11日時点で展示されているのは
・手漉き和紙に藍染を施したフロアライト(アワガミファクトリー)
・木組みのテーブル「KIYOMIZU」(西部木工)
の2点になっています。
ここではメタバースならではの特徴として、360度好きな視点から眺めることが出来るだけでなく、近づくと質感や細部まで楽しむことが出来るように仕上がっています。
リアルとバーチャルの相乗効果で情報発信強化を図る!
徳島県では日本国内で唯一、4KおよびVR映像に特化した映画祭である「とくしま4K+NEXT~4K・VR徳島映画祭~」が開催されています。
2023年は徳島県の現地とオンラインでのハイブリット開催が決定しており、現地開催の日程が2023年12月15日(金)から 12月17日(日)までの3日間、オンライン開催が2023年12月15日(金)から2024年1月31日(水)までとなっており、このオンライン開催の会場として選定されたのが、今回cluster上に開設されたバーチャル展示場「徳島県 藍・LED特設展示」となっています。
本ワールドでは映画祭におけるオンライン会場として、授賞式への参加や、上映作品・セミナー・トークセッションなどのイベントコンテンツが配信されます。
この配信に携わっているのがえんがわ社であり、今後もオンライン映画祭の開催により得たノウハウを活用し、本ワールドで様々なオンラインイベントの開催や徳島県の旬の情報発信を実施していくとしています。
このように、徳島県ではリアルとバーチャルの相乗効果による情報発信強化を図る目的で、本ワールドをメタバースを活用した自治体による情報発信の実験場として活用していく考えだということです。
まとめ
メタバースを実現し、全く新しいエンタメと熱狂体験を提供し続けているクラスター社のメタバース「cluster」上に、徳島県が情報発信基地としてワールドを開設しています。
本ワールドでは、徳島県ならではの地元の製品を紹介する徳島県 藍・LED特設展示がされているほか、オンラインで映画祭などのイベントを開催し、徳島県の魅力をリアルとバーチャルの双方で情報発信していくことが模索されています。
リアルとバーチャル、それぞれの良いところを活用し、地元で頑張る企業を後押しでき、ユーザーは隠れた逸品を楽しみながら探せると、お互いにとってメリットしか感じられないニュースですね。
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