株式会社クリーク・アンド・リバー社が、一級建築士が実際の建築データを基に設計開発したメタバース空間での住宅展示場プラットフォーム「超建築メタバース」を、2022年11月より本格的に提供開始しています。
すでに今秋のメタバース関連展示会で活用され始めており、現在ハウスメーカーやディベロッパー、工務店などでの導入提案が進んでいます。
「超建築メタバース」11月から本格始動
今回発表された「超建築メタバース」は、クリーク・アンド・リバー社(C&R社)が提供する住宅展示場プラットフォームで、同社が提供しているVRやDX技術を駆使して、建築士・工務店と注文住宅を建てたい人の双方をVR空間で結び付けるVR建築展示場「XR EXPO」のノウハウを基に、
「すぐにつかえるメタバース」
をコンセプトとして、一級建築士と共同で開発されています。
細部までこだわった建築が可能
C&R社では、このメタバース住宅展示場内に設置するVRモデルハウスを、1棟から設計・構築することも受け付けており、そのVRモデルは、実際の住宅建築とメタバース空間でのクリエイティブを熟知した一級建築士(メタバース建築士)が監修し、また
・建材や家具
・インテリア
などの素材感や質感といった細部にまでこだわった、高品質の住宅を再現していきます。
費用については、リアル住宅展示場での1棟あたりの建築費は約1億円と言われている中、このVRモデルハウスでは約15分の1の費用とされており、最短約2カ月での建築が可能となっています。
モデルは2タイプが存在
この「超建築メタバース」では、出会う楽しさとコミュニケーションを大切にしたリアル住宅展示場の発展形である「ランドスケープモデル」と、物件1つ1つを整理して吟味できる展示会の発展形である「ミュージアムモデル」の2つのモデルが用意されていて、さらにニーズに応じたカスタマイズも可能になっています。
カスタマイズでは、住宅以外でも希望にあわせた本格的なメタバース展示場の構築が可能で、また期間限定でのレンタル利用もすることができ、イベントなどでも活用することができます。
ランドスケープ モデル
このモデルは、
・楽しさ、やわらかさ、おもてなし
をコンセプトにしており、来場者は歩き回って散策したり、不規則に変わる風景の楽しさやナビゲーターと出会う楽しさを体験することができます。
そのため、ハウスメーカーやデベロッパー、イベント運営会社向けのサービスになっています。
ミュージアム モデル
このモデルは、
・クラス感、シャープさ、重厚感
をコンセプトにしており、来場者が整然とした空間を自由に閲覧し、複数棟をカタログ的に比較できるほか、また個別商談スペースの設置や模型閲覧も可能という点が特徴になっています。
このサービスは、建材メーカーや家具メーカー向けとなっています。
問い合わせはC&R社建築グループ プロデュースディビジョン(xr_expo@hq.cri.co.jp)まで。
まとめ
クリーク・アンド・リバー社が、「超建築メタバース」を本格始動させています。
このサービスは一級建築士と設計するメタバース展示場になっており、「すぐにつかえるメタバース」をコンセプトに、細部まで再現したVRモデルの建築が可能になっています。
すでに今秋の展示会などで活用されているということもあって、これから不動産・建築業界の注目を浴びそうですね。
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