株式会社comatsunaが、メタバースを利用した、精神科産業医による顧問医契約付き社員メンタル支援EAP(Employee Assistance Program)サービス「メンサポドクター」を法人向けにリリースしたことを発表しました。
「メンサポドクター」とは?
今回リリースされた「メンサポドクター」とは、メタバース空間を活用し、”企業及びその社員がいつでも相談することができる”『精神科産業医との顧問医契約』と、『社員のメンタル支援EAP(Employee Assistance Program)』をセットにした、月額3万円から利用可能な法人向けサービスです。
「メンサポドクター」リリースの背景
comatsuna社は、「人や社会のコマったをツナぐ」を合言葉に、デジタルヘルスケア・産業保健事業を手掛ける企業です。
同社の代表であり精神科医・産業医でもある吉岡氏は、数々の臨床経験から
・メンタル不調の原因は個人によって千差万別であること
・医療機関に繋がることが解決策になるとは限らないケースが多々あること
を痛感し、社員のメンタル不調を解消するために重要なことは
『個人の問題に応じた適切な相談先に繋がること』
であると思い至り、今回の「メンサポドクター」がリリースされました。
「メンサポドクター」の特徴について
「メンサポドクター」の最大の特徴は”メタバース空間を活用していること”で、メタバース空間では参加者全員がアバターとなり、
・産業カウンセラーやキャリアコンサルタントとの面談
・メンタル予防セミナー
を受けることが可能となります。
アバターによる対話という”新しいコミュニケーション”
メタバースを利用した”アバターによる対話の有用性”に関しては、様々な文献が日々更新されており、報告されている有用性の一例として
・匿名性が担保されること
・緊張感の緩和など心理的負担が軽減すること
・オンラインビデオ通話よりも対話による自己開示を促す効果があること
が挙げられています。
対面やオンラインビデオ通話といったこれまでの対話とは異なる、”新しいコミュニケーション”という価値を「メンサポドクター」は有しています。
社員自ら予約が可能で、企業側を通すことなく面談が完結する仕組み
従来の社員向けの産業保健窓口には、メンタル面の不安や問題を抱える社員が、
『窓口を利用する際に、相談内容が企業側に共有されてしまうのではないか?』
という不安を感じてしまい、積極的な利用を躊躇するという傾向がありました。
「メンサポドクター」では、”社員自ら予約が可能で、企業側を通すことなく面談が完結する仕組み”が採用されており、従来の産業保健窓口に抱くような心理的負担が軽減されています。
また、”社員が企業側へ伝えて欲しい情報”だけを、”匿名のままフィードバックする”ことも可能です。
「メンサポドクター」を活用するメリット
「メンサポドクター」を活用することで、社員の潜在的な
・不満や不安、問題点をいち早く検出することが出来る
・メンタル不調を予防することができる
ことから、”社員の離職予防”というメリットが期待できます。
また、「メンサポドクター」が利用するメタバース「Hubs」には、
・ブラウザ&多デバイスに対応
・アプリのインストール不要
・企業の専用ソフトウェア契約や登録作業不要
・導入費用や維持費不要
・各社員の登録やアカウント作成不要
という特徴があり、『URL一つあればマホやタブレットからアクセスでき、簡単に利用することができる』という費用面のメリットもあります。
さらに、comatsuna社が提供する産業医サービス「産業医DX」をセットにすると、よりお得に利用可能というメリットもあります。
まとめ
精神科産業医による顧問医契約付き社員メンタル支援EAPサービス「メンサポドクター」を、comatsuna社が法人向けにリリースしました。
「メンサポドクター」は、メタバース空間で、産業医との面談やセミナーの受講ができるサービスで、社員の離職予防に資することが期待されています。
精神科医との面談というと不安や緊張を強く感じそうですが、アバターとなることで気軽に相談できるようになるという希望を感じるニュースですね。
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