株式会社OnePlanetは、特定の場所に来場したユーザーに向けたARコンテンツを簡単に制作することが出来る、ロケーション限定ARコンテンツ制作ツール「LocationAR」のリリースを発表しました。
このツールが、国内男子プロバスケットボールリーグ(Bリーグ)の広島ドラゴンフライズで導入され、スタジアムに設置する「選手と記念撮影ができるARパネル」が制作されています。
「LocationAR」とは?
「コストを抑えつつも、Instagramなどプラットフォームの制約に縛られない自由なARをもっと制作したい」というユーザーの声にこたえるべく、OnePlanet社が開発した場所限定のARコンテンツ制作ツールが「LocationAR」です。
場所限定とは、「商業施設」や「スポーツスタジアム」「店舗」「イベント会場」などを指しており、このような特定の場所に来た来場者に特別なAR体験を提供したい事業者に向けて開発されました。
「LocationAR」の特徴は、”専用アプリ不要”かつ”専門的な知識や技術も不要”という点で、WebARをベースにしているため写真や動画さえあれば”簡単に、安く”場所限定のARコンテンツを作成することができます。
なお、「LocationAR」は場所限定のAR以外には対応していません。
サービスサイト:LocationAR
主なAR機能
空間認識型AR
3Dモデル・3Dアニメーションを空間に表示
マーカー型AR
・特定の画像を認識すると静止画が動画になる演出
・特定の画像を認識すると静止画が3Dになる演出
「LocationAR」の利用シーン
スポーツスタジアム・アリーナ(バスケ、野球、サッカーなど)
スタジアムに来場したファンに対し、特別な体験を提供することが可能となります。
スタジアムに設置されているパネルと一緒に、来場したユーザーが自身のスマホで記念撮影するなど、非接触でありながら楽しい体験を提供する、リッチなARを実現します。
店舗・商業施設(アパレル、飲食、ドラッグストア、商業施設、百貨店など)
店舗や商業施設へデジタルコンテンツを導入することは、
・ユーザーのスマホで完結するARなら、コロナ禍でも安心・安全に体験を提供できる
・各店舗ごとに用意していたコンテンツをデジタル化することでオペレーションを簡略化できる
・これまで取得できなかったユーザーデータのトラッキングも実現可能
といったメリットが考えられます。
エンタメ・娯楽施設(スキー場、テーマパーク、アミューズメント施設など)
テーマパークやスキー場などのエンタメ・娯楽施設では、『キャラクターをユーザーの目の前に出現させながら同時にクーポンを配布する』といった、デジタルならではのユーザー体験を施設の中に折り込むことが可能となります。
それにより、”回遊性を高める”、”ユーザーの滞在時間を向上させる”など、経済効果の実現が期待できます。
実際の導入例
Bリーグの「広島ドラゴンフライズ」にて、Bリーグ初となるアリーナ限定の「選手と記念撮影ができるARパネル」の制作に「LocationAR」が導入されました。
ARパネル制作にあたり必要となったものは”画像”と”動画”のみで、導入が簡単なことが実証されています。
まとめ
OnePlanet社がリリースを発表したロケーション限定ARコンテンツ制作ツール「LocationAR」は、専用アプリや技術・知識が不要のため、簡単に安くARコンテンツを制作することができます。
このツールを活用し、Bリーグ 広島ドラゴンフライズにて、Bリーグ初となるアリーナ限定の「選手と記念撮影ができるARパネル」が制作されました。
コロナ禍における行動規制も、徐々に緩和される見通しとなってきましたが、感染症が猛威をふるいやすい冬場に向け、非接触はまだまだ求められそうですから、ARを活用した試みが広がることはお出かけ時の楽しみの一つに貢献してくれそうですね。
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