株式会社マイスター・ギルドは、誰でも簡単に作成、開催ができるARを使ったスタンプラリーの新サービス「ARTO QUEST」について、2021年7月1日よりサービスの提供を開始したことを発表しました。
「ARTO QUEST」とは
「ARTO QUEST(アルトクエスト)」は、簡単にARスタンプラリーが作成・開催できるサービスです。
スタンプラリーを運営する側も参加者も専用のアプリをインストールする必要はなく、スマートフォンのカメラ機能を使って簡単にAR体験が可能です。
「ARTO QUEST」の特徴
最短1分でイベント作成
従来のスタンプラリーを開催するには台紙やインクのほか、
・デザインや印刷費
・スタンプの制作
・設置場所の調整
・各地点に配置するスタッフの手配
など多くの経費や事前準備期間が必要となります。
また、観光誘致や地域活性化のためのイベントとして行われる場合、1度きりの企画ではなく定期的な開催や継続的に実施されることが多いため、実施コストは企画側にとって重い課題となっていました。
今回リリースされたARTO QUESTは、デジタルスタンプラリーであるため非接触での実施が可能で、さらにスタンプラリーの作成は最短1分で作成することができます。
そのため準備期間の短縮も実現でき、生産性を上げることができるほか、開催についての事前案内や賞品の応募方法の告知などはSNSを利用できるため、運営の簡略化が実現できます。
ARで「ワクワク感」を提供
ARTO QUESTは、回遊率を高めながら、飽きさせず最後まで楽しめるように「動く3Dアニメーションモデル」が用意されています。
見つける「喜び」、次はなにが出るかなという期待からくる「ワクワク感」の提供によって、スタンプラリーの効果をさらに高めてくれます。
簡単に参加できる
ARTO QUESTはWebブラウザで簡単に利用できるので、参加者はアプリのダウンロードやログインなどの手間は一切かかりません。
価格について
フリープラン
価格 :0円
イベント数:1件
参加者上限:100名
ARスポット:~5か所
利用可能イベントテンプレート:2種類
スタンダードプラン
価格 :99,900円
イベント数:1件
参加者上限:3000名
ARスポット:~10か所
利用可能イベントテンプレート:全種類
なお、この他にも「プレミアムプラン」と「カスタマイズプラン」が用意されています。
詳細:公式サイト
サービスリリースの背景
コロナ禍の今、「集まれない時代」のリッチな顧客体験をどのように提供するかが問われています。
オンラインの活用など様々な取り組みもされていますが、デジタル領域で五感を刺激することは難しい点もある一方で、リアル体験では密を避け感染拡大を防ぐという新たな課題もクリアしなければならないという点があります。
そういった背景からマイスター・ギルド社は、次世代の技術「WebAR」と、密を回避しながら滞在時間や回遊率向上の可能性を高める「デジタルスタンプラリー」を融合したWebARスタンプラリーサービスの提供をスタートさせています。
まとめ
わずか1分でイベント作成できるというARスタンプラリーサービス「ARTO QUEST」がリリースされました。
スタンプのサンプルなどは公開されていませんが、ただスタンプを押すだけではなく、チェックポイントでは宝箱や動物などが動いて飛び出す3Dモデルが用意されているようです。
夏休みなど、親子向けイベントに今からでも間に合うサービスとなりそうですね。
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