Holoeyes株式会社は2021年6月21日(月)、同社の提供する医療用XRサービス4種類が、経済産業省が推進する「IT導入補助金2021」における補助金対象ITツールの通常枠(A類型)に認定されたことを発表しました。
Holoeyesの医療用XRツールが補助金対象に
今回、経済産業省が推進する「IT導入補助金2021」の補助金対象ITツール通常枠(A類型)に認定されたHoloeyes社サービスは、いずれも管理医療機器(クラスⅡ)認証を取得している
・汎用画像診断装置ワークステーション用プログラム「Holoeyes MD」
・医療用画像表示サービス(非医療機器)「Holoeyes XR」
・オンライン遠隔共有カンファレンス サービス「Holoeyes VS」
・VR医療教育プラットフォーム「Holoeyes Edu」
の4種類です。
医療ツールのXR化で立体的に
最近では医療の高度化に伴い、CT・MRI等のデジタル医用画像による的確な診断と治療計画が必須となっているものの、奥行き感のない平面なモニター画面では立体空間的な理解が難しいという現実があります。
ここでXR技術を活用すれば、解剖や病態を人体の本来の姿である立体空間として体験することができ、人体をの構造を直感的に理解できるばかりか、医療行為における医師の負担を減らすことで業務の効率化を行うことが可能になります。
今回のIT導入補助金認定による導入施設側の費用負担を軽減できることで、社会実装のスピードを上げつつも、
・より早く
・より確実に
・規模感をもって
社会課題の解決を促進できることが期待されています。
補助金対象になった4サービス
今回経産省の補助金対象ITツール通常枠(A類型)に認定されたサービスは、以下の4つとなっています。
Holoeyes MD/XR
このツールは、CTやMRIなどから汎用画像診断装置ワークステーションにて書き出した人体の3Dデータを、XR技術で立体化し、3D空間で体験や共有を可能にするサービスです。
Holoeyes VS
このサービスは、
「Holoeyes MD」
「Holoeyes XR」
に対応したオンライン遠隔共有カンファレンスサービスで、複数ユーザーがリアルタイムに3Dモデルを共有できるばかりか、治療計画や手技トレーニングを複数人で行うこともできます。
またオンラインのため、遠隔地からでも参加することが可能です。
Holoeyes Edu
このツールは、CTやMRIなどから汎用画像診断装置ワークステーションにて書き出した人体の3Dデータを、XRオブジェクトとして3D空間に表示、また
・3Dデータと講師の動き
・音声
も記録・再生することによって、教育コンテンツを作成・医療教育を行えるクラウドサービスです。
<医療機器認証に関する情報>
・一般名称:汎用画像診断装置ワークステーション用プログラム
・販売名:医療用画像処理ソフトウェア Holoeyes MD
・認証クラス分類:管理医療機器(クラスⅡ)
・認証番号:302ADBZX00011000
・認証日:令和2年2月28日
IT導入補助金とは
経産省が推進している「IT導入補助金」は、常勤従業員数300人以下の中小企業・小規模事業者などが、自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を補助する制度で、導入企業の業務効率化・売上アップをサポートするものです。
今回のHoloeyes導入では、各種サービス導入費用の1/2、最大150万円の導入補助を受けることが可能です。
<補助金概要>
補助金対象者:Holoeyes各種サービスを導入する中小企業や小規模事業者
補助率:A類型 1/2以下
補助上限額:150万円
交付申請期間:終了時期未定(3次申請締切は2021年9月中)
まとめ
Holoeyes社の医療向けサービスが、経産省が推進する「IT導入補助金2021」の補助金対象ITツール通常枠(A類型)に認定されました。
対象となったのは、医療用画像3D空間表示サービス「Holoeyes MD」や医療教育を行えるクラウドサービス「Holoeyes Edu」など4サービスで、各種サービス導入費用の1/2、最大150万円の導入補助を受けることが可能になります。
近年XRは医療に欠かせないものになってきていますが、比較的安価に導入できるようになり、ますますの医療界への浸透が期待されますね。
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