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自宅からVRで恐竜博物館体験!「ディノ・ネット デジタル恐竜展示室」


国立科学博物館と凸版印刷株式会社は、オンライン上で恐竜の骨格を360度閲覧できるVRコンテンツ特設サイト「ディノ・ネット デジタル恐竜展示室」の無料公開を、2021年1月19日(火)から開始することを発表しました。

特設サイトの公開と合わせ、日本を代表する恐竜博士たちが、ディノ・ネットのVRコンテンツを活用して行う特別なオンライン講座の有料配信も実施されます。

有料オンライン講座の配信日は、2021年2月6日(土)、13日(土)、20日(土)、27日(土)の全4回が予定されています。


「ディノ・ネット デジタル恐竜展示室」とは?

「ディノ・ネット デジタル恐竜展示室」とは4つの博物館が所蔵する恐竜化石を360度閲覧可能なVRコンテンツとして公開する特設サイトで、

・恐竜骨格のデジタルデータ鑑賞

・博物館の360°バーチャルツアー

などを楽しむことができます。

【特設サイト】

特設サイト「ディノ・ネット デジタル恐竜展示室」のトップページ(1)

『V×Rダイナソー®』よりティラノサウルスの骨格化石デジタルデータ

アロサウルス全身骨格化石デジタルデータ

開発の背景

2013年より、国立科学博物館と凸版印刷社は、同館が所蔵するティラノサウルスやトリケラトプスなど恐竜の骨格標本の立体形状計測データをもとにVRコンテンツ化した『V×Rダイナソー』を開発、活用する共同事業を実施してきました。

ところが2020年は新型コロナウィルス感染症の感染拡大により、博物館に多くの人が集まり、また楽しみながら学ぶということが難しくなっています。

企画展や講演会の開催が困難な状況が続く中、楽しみながら学べるコンテンツやオンラインでの講座への需要は高まっており、それが今回の「ディノ・ネット デジタル恐竜展示室」としての公開へ繋がっています。

新たに追加されたコンテンツ

「ディノ・ネット デジタル恐竜展示室」として公開するに当たり、新たに「アロサウルス」と「パキケファロサウルス」、2体の恐竜のデジタルデータが追加されました。

アロサウルスの計測風景

また、北海道大学総合博物館、群馬県立自然史博物館、むかわ町穂別博物館の各館が所蔵する代表的な恐竜化石の3Dデータも追加され、合計13種類の化石のVRコンテンツが公開されています。

今後の展開

国立科学博物館と凸版印刷社は、

・オンラインを通じた全国の自然系博物館とのデジタルデータの相互提供

・所蔵館の研究者が相互に参加するオンライン講座の開設

など、地域博物館とのネットワークを構築することで、博物館を核とした地域活性化施策の展開を目指しています。



恐竜全身骨格のVRコンテンツを活用したオンライン講座について

恐竜研究者が「ディノ・ネット デジタル恐竜展示室」の3Dデータを利用して講義を行う、一夜限りの特別なオンライン講座が有料で開催されます。

ユーザーは、講座を開講する研究者の説明を聞きながら、細部まで再現された恐竜骨格のデジタルデータを自身で操作し、自由な位置からその細部まで観察することができます。

実際に博物館の展示室で恐竜化石標本を見ながら、講義を聴講しているかのような体験がオンラインで可能となります。

サプライズとして、海外の研究者のゲスト参加やダウンロードして楽しめるコンテンツの提供なども予定されています。

展示室から研究者が講義を実施 ©与古田松市

【オンライン講座(有料)開催日】

第1回:2021年2月6日(土)むかわ町穂別博物館・北海道博物館

第2回:2021年2月13日(土)群馬県立自然史博物館

第3回:2021年2月20日(土)北海道大学総合博物館

第4回:2021年2月27日(土)国立科学博物館

※都合により開催が中止になる場合あり。

【チケット販売】イープラス

<オンライン講座 登壇講師プロフィール>

【真鍋 真(まなべ まこと)/国立科学博物館 標本資料センター・コレクションディレクター(センター長)】

イメージ

真鍋真 ©与古田松市

横浜国立大学教育学部卒業、米イェール大学大学院地質学・地球物理学部修士課程修了、英ブリストル大学理学部地質学科PhD課程修了。

1994年から国立科学博物館に勤務。

2020年から群馬県立自然史博物館・特別館長も兼務。

恐竜など中生代の爬虫類、鳥類化石から、生物の進化を少しでも理解しようと、化石と心の中で対話する日々を送っている。

【對比地 孝亘(ついひじ たかのぶ)/国立科学博物館地学研究部研究主幹】

對比地孝亘

東京大学理学部生物学科および地学科卒業後、米イェール大学にて博士号取得。

米フィールド博物館、オハイオ大学、国立科学博物館での期限付き研究員を務めた後、東京大学大学院理学系研究科講師および准教授を経て、現在国立科学博物館地学研究部研究主幹。

専門は恐竜類を中心とした爬虫類の進化形態学で、野外調査を行うことにより得られる化石の情報と、現生種の解剖学的知見の両方を生かした研究を行なっている。

まとめ

「ディノ・ネット デジタル恐竜展示室」は、国立科学博物館と凸版印刷株式会社が共同で開発した恐竜の骨格を360度閲覧できるVRコンテンツ特設サイトです。

今回、国立科学博物館のみでなく、北海道大学総合博物館、群馬県立自然史博物館、むかわ町穂別博物館といった地域の自然史系博物館とも連携し、各博物館収蔵品のデジタルデータを用いた恐竜コンテンツも公開されています。

また、VRコンテンツを利用した各博物館の特別有料講座も企画されています。

恐竜の化石はとても大きいので、博物館の展示では各パーツを間近に見ることはなかなか難しいですが、VRコンテンツであれば、骨格を俯瞰で見たり、内部から見たりと自由に楽しむことが出来そうですね。

研究者の話を聞きながら化石標本を眺めることが、自宅でできるのもVRならではの新しい博物館の楽しみ方と言えそうです。

ソース:プレスリリース[PR Times]








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