Valveが60GhzのVRワイヤレスソリューションを開発しているNiteroに莫大な投資をしたことを発表した。
金額の詳細は明らかにされていなが、Niteroの副社長、Sven Mesecke氏のよれば、Valveは莫大な金額の投資を同社がCESで公開したテクノロジーにしている。
NiteroのワイヤレスVR技術は60Ghzトランスミッターを使いラテンシーを下げることなくイメージデータをヘッドセットに送ることができるというものだ。
同社にとっての今後の課題は、トランスミッターの見通し線をロストすることによって起こるシグナルのロスト問題である。
(見通し線とは送信・受信アンテナを結ぶ何によっても遮られない直線、またはそのような直線で結ばれている良好な通信状態。)
Mesecke氏はカスタマイズしたビームフォーミングを使えばこの問題は解決できると話している。
(ビームフォーミングは無線通信に使われる電波を特定の方向に集中的に照射することで通信品質を向上させる技術)
さらにこれにより見通し線を使わずユーザーの場所を特定できるようにもなる。
Niteroは今年中のリリースを目標としていたが、リリース日をずらすとしている。
実際はNitero自身がテクノロジーを制作し、販売するわけではなく、サードパーティカンパニーと共同でそのテクノロジーを使った新プロダクトが制作される。
そのため、最終リリース日はパートナー企業が決定している。
NiteroのパートナーはValveだけではなく、Mesecke氏によれば、360°カメラ会社を含むVR関連機器企業と話をしているとのことだ。
先週、Oculus Connect 3でOculusチーフサイエンティストのMichael Abrash氏がプレゼンしたVRの今後の5年間のタイムラインのリストにワイヤレスデスクトップがのっており、彼らが制作しているものが近いうちに公表されるのではと考えられている。
参照元サイト名:uploadvr
URL: http://uploadvr.com/nitero-valve-investment-wireless-vr/
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