海外メディアVentureBeatは、2016年10月4日の記事において、Juniper ResearchのVRに関するレポートを紹介した。
調査会社のJuniper ResearchはVRハードウェアに関するレポートを発表し、2021年までにVRハードウェア市場が500億ドルに成長すると予測した。
同レポートにおける「VRハードウェア」とはVRヘッドセット、VRヘッドセット周辺機器、そして360°カメラを含めたデバイス群を意味している。
同レポートでは、今年のVRハードウェア市場の成長予測も行っており、年末までに50億ドル規模になると見積もっている。
今年度と2021年までの予測規模から、VRハードウェア市場は5年間で実に10倍に急成長することがうかがえる。
こうしたVRハードウェア市場の急成長の要因として、同レポートはPS VRの存在を指摘している。
同レポートによれば、Google CardboardあるいはDaydream Viewに代表されるモバイル型VRヘッドセットよりリッチなVR体験ができて、なおかつOculus RiftやHTC社のVIVEのようなPC接続型VRヘッドセットより安価なPS VRは、VR市場における大きな消費者層であるゲーマーに最も好まれるハードウェアである、と分析している。
以上のような分析から、2021年までにVRハードウェア市場の50%をPS VRが担っているだろうと予想している。
同レポートはゲーマーの消費傾向についても分析していて、PC接続型VRヘッドセット市場においては、大作VRゲームよりは安価で短い時間で遊べるカジュアルゲームの方が好まれている、と報告している。
PS VRの市場評価に関しては、10月13日の発売以降に発表される統計情報によって明らかになるだろう。
参照元URL:http://venturebeat.com/2016/10/04/juniper-research-vr-hardware-market-will-hit-50-billion-by-2021/
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