Facebook CEO Mark Zuckerberg氏がOculus Connect 3にてOculusが新しく開発しているPC/モバイルヘッドセット両方を合わせたハイブリッドヘッドセットを使い実現しようとしているVRの未来について語った。
まずZuckerberg氏はVRヘッドセットを使ったビデオコールデモンストレーションを行った。
ヘッドセットではあいての画像とこちらが相手にどう見えるかの画面が両方映し出され、相手側にはこちらがアバターアニメーションとなって見えている。
そのあと、VRヘッドセットがスマートフォンに代わるコミュニケーションデバイスとなるというビジョンについて語った。
VRはリモートコントローラーの必要のないTVとなり、マウスやキーボードが必要ないPCともなり、携帯通信の必要のない携帯となりえるかもしれない。
プレゼンテーションで、Zuckerberg氏はモバイルヘッドセットのGear VRとPCベースのヘッドセット、Oculus Riftの良いところを合わせたOculusヘッドセットのプロトタイプを発表した。
プロトタイプ”Santa Cruz”はプレゼンのあとデモとして参加者に公開されている。
WindowsなどのPCやAndroidなどのモバイルオペレーティングシステムなどを研究し、Facebookはその新型モバイルヘッドセットを開発している。
それが実現できればハイクオリティVRコンテンツに特化したハードウェアとソフトウェアを統合したシステムを提供することができ、ユーザーは完全に現実世界から離れることのない、友達とより身近につながることができるVRを体験することができる。
Oculus CTO Carmack氏は彼のキーノートで、「このヘッドセットの開発は私たちによって需要な目標であり、製品化の開発はコアチームが行っています。」とコメントしている。
マイクロフォンはすでにOculusのVRヘッドセットにはスタンダードな機能になっているが、これがインターネット通信と合わさったとき、Zuckerberg氏のビジョンでは、ユーザーは自分のVRワールドに誰でも招待することができるようになる。
たとえば、VRヘッドセットを使っている際に誰かがバーチャルフォンを使って電話してきた場合、窓の用なもので現実世界にいる相手と話したり、または電話の相手をVR内に招待し隣にたって話ができるようなことが可能になる。
PCはクオリティの高いコンテンツを提供するのに適している。
OculusコンテンツヘッドJason Rubin氏によれば、モバイルはリーズナブルな価格で、よりたくさんの顧客を獲得し、360°動画や映画などに対するユーザーの反応をいち早く確認することに向いている。
「今回発表されたSanta Cruzはプロトタイプで、まだプロダクトではない」とも話している。
Zuckerberg氏は2億5000万ドルをコンテンツ制作のために使用し、さらにVRソフトウェアのために投資するとも発表しており、Facebookがコンシューマーエレクトロニックカンパニーとなる日も近いかもしれない。
参照元サイト名:uploadvr
URL: http://uploadvr.com/facebook-future/
Copyright ©2016 VR Inside All Rights Reserved.