心拍数をトラッキングし、リアルタイムで心拍をAR表示できるTシャツが登場したと海外メディア「VRFocus」が報じました。
特別なセンサーを心拍測定可能!「Virtuali-Tee」登場!
イギリスを拠点とする企業Curiscope社がAR技術を取り込んだ新しい教育ツール開発のため、クラウドファンディングによる資金調達を2016年から開始しました。
そして、Curiscope社は新しい心拍数のトラッキングシステム機能を搭載した「Virtuali-Tee」を開発したと発表しました。
スマートウォッチやフィットネストラッカーなど、フィットネス機器はもちろんのこと、スマートフォンにも心拍を測定する特別な心拍センサーが搭載されています。
しかし、今回開発された「Virtuali-Tee」アプリは特別な心拍センサーを使わずに、スマホのカメラ機能のみによって心拍を測定できるようになっています。
Virtuali-Teeの仕組み
Virtuali-Teeは、特別に印刷された専用Tシャツとスマートフォンを組み合わせて利用します。
スマートフォンでCuriscopeアプリを使い、「Virtuali-Tee」の専用Tシャツを着た人をカメラを通して見ると、解剖学モデルのようなものがアニメーションでAR表示されます。
この新機能により、スマホカメラを使用するだけで、Virtuali-Teeを着ている人の心拍数をARアニメーションで見ることができます。
ARの機能で脈拍数をカウントしたらリアルタイムで同期させ、Tシャツに写る心臓が鼓動するように表示されます。
光の吸収具合で心拍を測定
「Virtuali-Tee」にはPhotoplethysmography(フォトプレフィスモグラフィ)という技術が利用されています。
血液が多ければより多くの光を吸収するので、心臓が鼓動し、血圧が上がるとより多くの光が吸収されます
Photoplethysmographyが体に吸収される光の量を測定して、心臓の鼓動(心拍)を計測します。
Virtuali-Teeは一部小売業者にて販売中
Virtuali-TeeはAmazonや他のイギリスとアメリカの一部の小売業者で販売されています。
まとめ
Tシャツに心拍数が表示されるなんて面白い機能ですね!
それも、ただ数字を表示するのではなく、ARの技術を通してまさに心臓が動いている様子をアニメーションを使って見ることができるようです。
AEDが医療関係者ではない一般人にも使えるように設計されているように、このTシャツがあれば、一般人でも着用者の心臓の状態がすぐに見ることができて命を救うきっかけになるかもしれません。
医療現場にもARの技術が広がったら、今まで治せなかった病気やケガの治療に役立つことでしょう。
VR店長
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