KDDI株式会社は、XR技術による時間と空間を超える体験の創出に向け、望遠鏡型VR「VR View Scope」を開発しました。
覗き込むだけでVR映像を楽しめる「VR View Scope」のサービス事業化に向けて、日本一高い高層ビル「あべのハルカス」の展望台にてテスト導入されます。
望遠鏡型VR「VR View Scope」とは?
「VR View Scope」は展望台などに設置されている望遠鏡を模したVRデバイスです。
展望台の望遠鏡と同じように「VR View Scope」にコインを投入し、覗き込むだけでVR映像を楽しめます。
「VR View Scope」は使い勝手も通常の望遠鏡と変わらないので、気軽にVR体験を楽しむことができます。
「VR View Scope」は2.5Kの高精細な有機ELパネルを採用しており、ハイクオリティーな360度の3D映像視聴が可能です。
悪天候でも綺麗な景色が楽しめる!
望遠鏡型VR「VR View Scope」はスコープ内に投影されるVR映像を楽しむので、通常の望遠鏡のように悪天候によって景色が見れないといったことがありません。
天候に左右されることなく、いつでも最高の景色を体験することができます。
「VR View Scope」は
- 悪天候で本来の景色が見られない観光スポット
- 待合室
- ホテルのロビー
などへの設置を予定しています。
望遠鏡型VR「VR View Scope」を日本一高いビル「あべのハルカス」の展望台にテスト導入!
望遠鏡型VR「VR View Scope」を活用したサービスの事業化に向けて、KNT-CTホールディングス株式会社および近鉄不動産株式会社 の協力のもと、日本一高い高層ビル「あべのハルカス」の展望台「ハルカス300」にテスト導入されます。
展望台「ハルカス300」では大阪のバーチャル観光が体験できる実証実験「VR View Scope ~大阪VR観光体験~」を楽しむことができます。
KDDIは、この望遠鏡型VR「VR View Scope」の実証実験を通して、VRの新たな使い方であるVR望遠鏡の事業化に向けた検証を実施し、地方自治体や観光業界への展開の他、全国の各種イベント会場での活用を検討してとのことです。
「VR View Scope ~大阪VR観光体験~」概要
「VR View Scope ~大阪VR観光体験~」は大阪出身のフリーアナウンサー川田裕美さんによって定番から穴場まで、絶対外せない大阪のおすすめ人気観光スポットを360度のVR映像で紹介されます。
また、地上300mのビル最頂部を、命綱を付けて歩く日本初のリアル体験アトラクションの「エッジ・ザ・ハルカス」のVR映像も体験することができます。
実施期間 | 2018年6月1日〜7月1日 15:00~20:00 月曜定休日 |
体験料 | 1回300円 ※あべのハルカスでの実証実験時は無料 |
体験時間 | 5分程度 |
場所 | 「あべのハルカス」56階 展望台「ハルカス300」 〒545-0052 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1-43 GoogleMAP |
「VR View Scope」は、「あべのハルカス」での実証実験終了後、au OSAKAにて展示される予定です。 (7月予定)。
また、2018年6月13日から15日に開催される「Interop Tokyo 2018」でも参考展示予定となっています。
まとめ
望遠鏡とVRの組み合わせは全然思いつきませんでしたね。
VR体験には必ず専用のVRゴーグルを装着する手間があります。
それを望遠鏡と組み合わせたことによって、手間と感じさせることなく気軽にVR体験ができる。
これはなかなか良い発想ではないでしょうか。
しかも悪天候で風景が見えないなど、現実におけるデメリットをVRによってカバーする。
望遠鏡型VRサービスはVRの良いところをうまく活かせてると思います。
実証実験段階ということでまだまだ壁も多いと思いますが、今回のようなサービスがどんどん増えていって欲しいですね。
ソース:望遠鏡型VR「VR View Scope」プレスリリース[KDDI]
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