「より快適な毎日を、より多くの方々に」をビジョンとするスウェーデン発祥のホームファニッシングカンパニー イケアの日本法人イケア・ジャパン株式会社(本社:千葉県船橋市、代表取締役社長:ヘレン・フォン・ライス)は、拡張現実(AR)アプリケーション「IKEA Place」の配信を10月16日より開始した。
「IKEA Place」について
IKEA Placeは、自宅やオフィス、学校、スタジオなどのあらゆるスペースで、イケアの家具をバーチャルで設置でき、優れたデザインによって空間がどのように変わるかを体験・シェアできるアプリケーションとなっている。
ソファやアームチェア、コーヒーテーブルまで、IKEA Placeではすべての商品を空間に合わせて自動でサイズを調整し、3Dで表示することができる。
98%という高精度の再現性を誇り、布地の質感や、家具に落ちる光や影の具合も見ることができ、自宅にいながらご希望に合ったサイズ・デザイン・機能を備えた商品を選ぶことができるということだ。
また、商品をデジタルで部屋の中に設置できるだけでなく、アプリ内で試した結果を保存し、画像や動画として友人とシェアすることも可能だという。
さらに、近くのイケアストアのウェブサイトに直接接続できるので、そのまま商品を購入することができる。
今回のローンチにあわせて、アプリに2,000点以上のイケアの商品が用意された。
初回リリースの商品では、ソファ・アームチェア・フットスツール・コーヒーテーブルのすべての商品と、トップセラーの収納ソリューション(床に置いて使用できるもの)等、リビングルームの大型家具に焦点を絞ったということだ。
イケア製品のなかでも非常に評価の高いアイテムも含まれているということだ。(VIMLE/ヴィムレ ソファ、STRANDMON/ストランドモン ウィングチェア、LISABO/リーサボー サイドテーブルなど)
Appleの「ARKit」技術を基盤とするIKEA Placeは、イケアのデジタルトランスフォーメーションの道のりにおいて重要なマイルストーンだという。
イケアは、より快適な暮らしを、すべての人に、そしてあらゆる場所に届けるために、AR技術を人々のもとに届ける世界で初めてのホームファニッシング企業の1つとして、将来の家具の購入方法に変化をもたらしていくとしている。
IKEA Placeの操作方法
・使用するデバイスがiOS 11にアップグレードされていることを確認する
・IKEA PlaceアプリをAppleのApp Storeからダウンロードする
・自宅やオフィスの床面をスキャンする
・アプリ内の商品リストを検索する
・目的のスペースに設置したい商品を選ぶ
・選んだ商品を目的のスペースに移動して設置する。
たった、これだけで、簡単に商品を試すことができるということだ。
アプリダウンロード:https://itunes.apple.com/us/app/ikea-place/id1279244498
イケア公式サイト:http://www.ikea.com/jp/ja/
参照元:ニュースリリース
ARKitについて
「ARKit」は、AppleがiOS11より搭載したAR機能だ。
この機能では、カメラを使って周囲の環境から、床やテーブルといった水平面を認識し、そこに3DCGモデルを重ねて表示することができる。
3DCGモデルが光を発している物体であれば、その光に合わせて映像に映り込む環境光を描画できるし、3DCGモデルにあたる光や影も表現することができる。
カメラとスマートフォンの加速度センサー・ジャイロセンサーを使って実現する技術なので、ユーザーはiPhone 6s以降のiPhone、iPad Pro、第5世代iPadなどの端末でiOS 11にアップグレードされていれば、ARKitを活用したアプリを利用することができる。
過去の「ARKit」に関する記事
ARは暮らしを助ける救世主!?ARKit対応非エンタメアプリ紹介
ARKitに対応した非エンタメアプリを紹介した記事。
調査会社Digi-Capital、2021年までのモバイルAR市場の収益予測を発表。はじめはARKit優勢だが、後にARCoreが逆転
調査会社Digi-Capitalは、2021年までのモバイルAR市場の収益予測を報じた記事。
iOS11のARkitを利用した誰でも手軽に”測れる”「HakaruAR(測るエーアール)」が配信開始
VR(バーチャルリアリティ)/MR(複合現実)/AR(拡張現実)事業を手がける株式会社アイデアクラウドが、2017年9月20日(水)、OS11のARkitを利用した、誰でも手軽に”測れる”iPhoneアプリ「HakaruAR(測るエーアール)」を、App Storeにて提供・配信を開始したことを報じた記事。
※掲載されているすべての商標、画像については、各所有者に帰属します。
Copyright ©2017 VR Inside All Rights Reserved.